一日ひとつずつの教訓を聞いていったとしても、ひと月で三十か条になるのだ。これを一年にすれば、三百六十か条ものことを知ることになるのではないか

法を制して自らこれを犯さば、何をもって下を帥いん

道を作り橋をかけて通行の整備をすることは国を預かる者として当然のことです。（徳川家康への直江状）

仕事は命がけや。死んでも仕事は残る・・ そういう仕事をせなあかん

人の一生は、重荷を負うて遠き路を行くが如し。急ぐべからず

多数の人間と戦う時は、こちらが待っていてはいけない。敵が四方から攻めかかってきても、むしろ、こちらから、一方へ追い回す心で向かっていくべきである。待っていてはいけない。こちらから強く切り込み、敵の集団を追いくずし、切りくずしていくのである

武将の家に生まれたからにはしばらくも武の道を忘れてはならぬ

理想を持ち、信念に生きよ。理想や信念を見失った者は、戦う前から負けているといえよう。そのような者は廃人と同じだ

厠を山と言う呼ぶのは、山には草木（臭き）が絶えぬから

さみだれの　かぎり有りとは　しりながら　照る日をいのる　こころせはしき

自分ほど西郷隆盛を知っている者はいない

いま柳原の土手を通って帰ってきたが、立派な武士が通るところへ横合いから糞をかついで来た奴が突き当たって、刀の鞘へ糞をかけられた。あたり前なら手討ちにしなければならないのだが、全く過ちだという場合に、殺さずに武士の体面を保つには、どうしたらよかろうか