人間が善悪の別を知っているという事実は、人間が他の動物より知的に優れていることの証拠だ。しかし人間が悪事を働くことができるという事実は、それができない他の動物よりも道徳的に劣っていることの証拠だ

友情という神聖な情熱は、実に美しく、揺るぎ無く、気高く、永続的な性質を持っている。だから、それは全生涯を通して存続するものだ。ただ、金を貸してくれとさえいわれぬ限り

運命は、どこかよそからやってくるものではなく、自分の心の中で成長するものである

ここは見世物の世界　何から何までつくりもの　でも私を信じてくれたなら　すべてが本物になる

（平成２年の放送開始から）鬼ばっかり書いてきましたけど・・もう『鬼』には飽きました

道徳は宗教におき換へられねばならぬ。併し道徳から宗教は出て来ぬ、宗教からは道徳は出ることが出来る

教育──自分らの理解力に限界があるということを、賢者に悟らせ、愚者には隠してみせるところのもの。

人間はまだ立ち上がれると余力と気力があるときに励まされると、再び強く立ち上げることができます。ところが、もう立ち上がれない、自分はもうだめだと覚悟してしまった人間には、励ましの言葉など上滑りしてゆくだけです

自分というものに　光をあて　お知らせいただく　そのほかに　宗教というものが　あろうか

想像──事実がしまいこんである倉庫で、詩人と嘘つきの双方で共有するもの。

夜になって風がなく気温が零下十五度位になった時に静かに降り出す雪は特に美しかった

男は年をとると与えるものがなくなり、ただ受け取るばかりだ。恋人を愛するにも、恋人の裡にある自分を愛する。若い頃には自分・・