私は三十歳になるまで、百事百敗、何をやっても大した成功はおさめなかった。だます人間をあまりにたくさん相手にしたからである。しかし、今になると、これが私のたいへんな得になっただますことは一ペンコッキリだ。あとが絶対通用しない。そのうえ、十を得たところで百を失い、千を失う。元も子もなくす損な生き方だ。そこへいくと、だまされるのは生来の馬鹿でないかぎり、それによってたいへん知恵がつき、用心深くなる。二度と再び失敗せぬように警戒する。それがあとでどれだけの得になるか、測り知れない。だまされるのが利口でないまでも、だます方はよほどの大馬鹿ということになる

女性がすべてを完璧にやり遂げたとしても、社会は、男性がやり遂げた場合と同じようには報酬を与えないかもしれない、という現実がある。それは、本当に卑屈よね

追伸──ご婦人の手紙の中で、急いでいるときにはそこだけ読めばよい部分。

『Bad』がどうやって生まれたかを説明できる人なんていない。あれは宇宙からの創造物なんだ。作ったのは僕じゃない

目を閉じて、株価表示板のどこかを指すだけでいい。こうやって選んだ株を買えば株価が上がっていく

自然が繰り返すリフレイン“夜の次に朝がきて、冬が去れば春になるという確かさの中には、限りなく私たちを癒してくれる何かがあるのです

悪魔は招かれぬ所へは出向かぬ紳士である

苦闘が多ければ多いほど、勝利は輝かしい

自分の夢を語り聞かせたいってやつがいたとするよな。それがどのような形でなされるかというとだ、たいていは誰でも思いつきそうなクソみたいなたわごとでできた感動の超大作を聞くチャンスを頂戴する羽目になるってのがオチだ

作者の目に涙なければ、読者の目に涙なし。作者に驚きなければ、読者に驚きなし

人間の権利は女性の権利であり、女性の権利は人間の権利である

自己の内なる命は神である。それを他との関係に活かすのは、人にして欲しいと思うことを人にする、神にして欲しいと思うことをするということである