世界のある地域にひとつの悩みがあってもそれは私の知ったことではないといってはならない

帰る場所は、やっぱり女房のもと

私のちっぽけな体はいかにしようともいつの日か土くれになるであろう。しかし、トルコ共和国は永遠に生きつづけるであろう

自分で危険に直面せず、他人に言われただけで中止するとはまったくいい訳にもならない

諸君、思い出すがよい。あのエルナン・コルテス隊長がユカタン地方で、200人のエスパニャ人でもって、しばしば20万、30万の住民たちを打ち破ったということを我々が耳にしたのはつい最近のことではないか

僕が頑張ろうが頑張るまいが、自然はそんなこと考慮してはくれません。同じように、どんなに完璧な準備をしたとしても、次に僕が世界一周できる保証はありません。結果なんて誰にもわからないのだから、考えても仕方がない。それよりも、やれることをやって、失敗したらそれを受け入れることが重要

いくら私が冒険が好きだからといっても、経験と技術もなくて、また生還の可能性もない冒険に挑むことは、それは冒険でも、勇敢でもないのだ。無謀というべきものなのだ。それがどんなに素晴らしい挑戦であったにしても、生命を犠牲にしては意味がない

風だけの力で地球を体感したかった

「人生って楽しいよ」「好きなことをしなさい」という人は、きっと幸せそうな顔をしている

とにかく好きなことをしようよ

旅の出発には、いつもどこから湧いてくるかわからぬ不安感が心のなかに生れ、私を苦しめた。いまも、またそうなのだ。闘志をかきたて全身をひきしめているつもりなのに、漠然とした不安がときおり心を横切る。そして、これをふり払うには、実際に行動を起こすほかないことを、私は知っている

人間はすぐ結果を欲しがりますが、「時」が来なければ芽は出ないし花は咲かない