俳優は自分に近すぎる台本を演じるのは下手だ。ある種の響かない声を出す。台詞の一部を自分のことだと思い、観客に向けられな・・

だれも矛盾のないものはおりません。

限りなき空の広さも虚無である。地上のすべての形も虚無である。さあ楽しもうよ、生と死の谷間の宿にいる身だもの。ああこの一・・

落語は人間の小ささを大切にする。始末の悪さ、愚かさをそのまま語る。こういう人間の業(ごう)を肯定してしまうところに、落語の物凄さがある

人生の最大の分かれ目においては、常にまず「敢行」する事が大切だ

人間とは、その人の食べたものである。

成功には、粘り強さより、大切なものはない。粘り強ければ、いかなる障害も越えられるから

知識は悲しみである。多くを知る者は、怖ろしき真実を深く嘆かざるを得ない。知識の木は生命の木ではないから

沈黙は会話のなかの一つの偉大な技術である。自分の口を閉じるときを知る者は馬鹿ではない。

物質的状態にある人間は、自然の力を甘受しているのみである。人間は、美的状態において、このような自然の力から免れる。そして道徳的状態において、かかる自然の力を支配する

信玄の兵法に、のちの勝ちを大切にするのは、国を多くとりたいという気持ちからである。自分は国を取る考えはなく、のちの勝ちも考えない。さしあたっての一戦に勝つことを心掛けている

野獣は、野獣を知る。同じ羽毛の鳥はおのずから一緒に集まる