名言大学

才のともしきや、
学ぶ事の晩(おそ)きや、
暇のなきやによりて、
思いくずおれて、
止(とどま)ることなかれ。

学者はたゞ、
道を尋ねて明(あき)らめしるをこそ、
つとめとすべけれ、
私に道を行ふべきものにはあらず。

人の行うべきかぎりを行うのが人の道にして、
そのことの成ると成らざるとは人の力におよばざるところぞ。

世のなかのよきもあしきもことごとに 神の心のしわざにぞある。

とてもかくても、
つとめだにすればできるものと心得べし

かぎりを行うのが人の道にして、
そのことの成ると成らざるとは人の力におよばざるところぞ。

世々の物知り人、
また今の世に学問する人なども、
みな住みかは里遠く静かなる山林を住みよく好ましくするさまにのみいふなるを・・

本居 宣長(もとおり のりなが、享保15年5月7日(1730年6月21日) - 享和元年9月29日(1801年11月5日))は、江戸時代の国学者・文献学者・言語学者・医師。名は栄貞。本姓は平氏。通称は、はじめ弥四郎、のち健蔵。号は芝蘭、瞬庵、春庵。自宅の鈴屋(すずのや)。伊勢松坂の豪商・小津家の出身である。