名言大学

四十近くまではともかく私の年頃になったら御身もそれまでに地盤をかためおき、
静なる生活に入られよ、
かならず

人生は悟るのが目的ではないです。
生きるのです

さらばお前の新鮮な自由な生活のなかで幸福におくらしなさい

静ですよ、
私の世界は今、
そしてこの静けさの底にシンと落付いている力がある――もちろん磐石のような形のものではない、
むしろそんな毒々しい形をとらないきちんとしたつつましい白金のような力強い繊維の束です

エロはあの人の体質の余映にすぎない。
そんなところばかりめにつけてるのは安価なスケベイ人だ。
その奥のものを見よ、
感ぜよ

不遇や孤独を恐れては、
本当に欲しいものは手に入らない

だが私は思うのよ。
製作の発表場所を与えられれば迷いながらも一つの仕事を完成する、
そして世に問うてみ、
自分に問うてみ、
また次の計劃がその仕事を土台にして生れる。
そしている内にともかく道程がだんだん延びて次の道程の道程をつくる――でなければいつまでたっても空間に石を投げるようにあてがつかない。......

お前のこの間くれた手紙すばらしいよ。
私は芸術家だから芸術の神にぬかずけばいいんだよ

お前の絵を最初に評価するのは、
お前しかいない。
人の評価に身を委ねてはダメ

私の著書などというものは私の体臭、
あるいは汗のようなものだ。
心身の体内、
汚臭、
香気、
みな出でつくせよという気もちで書きそれをそのままとめたものだ

はじめからアテのないことをしているんだから、
迷うことを恐れずひたすら手を動かしながら考えることよ

お前が迷う気持ちはよくわかる。
だけどあなたは絵描きになりなさい。
他の自分に絶望して絵に専念なさい

楽しく公平に人間、
あるいは世間を見て行くそして自分の情操思想をとり扱って生きて行く。
その余は何をかたくらみ希求しよう