俺はもう、美しい唇から出る言葉も、真珠のような涙も信じないようにしてきた

重い言葉が、重い思想なのだと思われてきたわけです

自分らしさが一番リッチなこと

もし、「石原裕次郎」が芸名であったら、たぶん腹は立たなかったろうと思う。本名だから、呼び捨てにされると頭にくる。僕を呼び捨てにできるのは、そのころすでに親父はなくなっていたから、この世の中で、おふくろと兄貴の二人しかいないわけだ。たとえ時の総理でも、俺を呼び捨てにしたら許さない…当時の僕は、それぐらいの気構えがあった

みんなと同じなのに“いや、あの子は、歌舞伎の子なんだよって言われるのがものすごく嫌だった・・

この世に偶然なんてものは無いんだよ。目を大きく見開いて耳を傾ければ、きっと運命が微笑んでくれる

こうしよう、ああしようっていうと、作った感じになっちゃう

自分自身のことを認めて好きにならなくては、本当の恋は出来ないのよ

自分が監督をして自分が女優をしてって、両方やってる時は、できるだけ妥協はしたくない

今年は「S.A.K.U.R.A.」「R.Y.U.S.E.I.」「O.R.I.O.N.」と作って下さって、どれもいい高音具合を（笑）

人が何と言おうが、自分じゃ不良とは思っていなかったね。友達が何人か集まってワーワーやるのが楽しいわけで、自分じゃ、健康的で、模範的な学生だと思っていた

大きな苦労をした時期があったおかげで、前よりもよくわかった。人生はなにがあろうとも、いかに豊かで美しいものか、そして人・・