自分を変えるためには、希望と情熱のこもった考えだけを表現する習慣を身につけるとよい。ものごとのいい面だけを見るように意図的に心がけるのだ。そうすれば、よいもの、前向きなことを、自然に期待できるようになる。望みどおりの情熱を、自分の内側に見出すようになる

不満は不安の表れである。不満が国中に広がることは、少しも悪いことではない。むしろそこには希望の光がある。現状に甘んじている限り、人はそこから抜け出そうとしないものだから

自己を捨てて神に走るものは神の奴隷である

我々は社交に別れを告げ、離れて住もうと志を立てた。なぜなら、孤独の裡(うち)にいるほうが安心できるからである。

知性を伴わぬ名声と富は、危険なる持物なり

教育は、さまざまな能力を伸ばしはするが、つくり出しはしない

社会は良心の上に立ち、科学の上に立つものではない。

本を閉じて、目を瞑（つむ）る。おやすみなさい。すると、暗闇が音のない音楽のようにやってくる。

哲学とは、自分の幸福が外からの事柄にできるだけ左右されぬように心がけて、生きることである。

思想の危機に際して問題になるのは思想の性格である。思想の性格の概念は思想の価値の概念から区別されるであろう

悪意は癒しがたく、善意は子供のうちに死んでしまう。

われらの目的は成功ではない。失敗にたゆまずして進むことである。