名言大学

学歴の高い男性ほど怪しめ。
勤勉で有能である男ほど危ない。

詩は知識とも情報とも無縁。
「持てる」ものを排除して見えてくるものをこそ求めようとする。
そうではない場所からやってくる文・・

ときどき自分を忘れて知ったかぶりをする。
そうならないよう、
自分の文章が自分の場を離れないように、
お祈りする。

『文章の書き方』なんていう本はあまり読まないほうがいいと思う。
自分は文章が書ける、
という前提でものをいう神経のずぶとい・・

私はこれだけのことを知っているという高座からの文章を世間ではよく見かける。
知識に頼りそれを振り回していると、
知識という・・

最初にふれているのだ。
そのときは気づかない。
二つめあたりにふれたとき、
ふれたと感じるが、
実はその前に、
与えられているの・・

「詩というのは無理をせず、
遠慮もなく、
いまの自分にわかる一節だけを読み、
わからないところは読まなくていい。

至宝は実物のなかにだけあるというのはひとつの信仰である。
宝物は身近な、
自分の心のなかにだってある。

文章から立ち去る読者があとに舞い戻るとしたらそれは、
文章のなかみとの再会を期するためではない。
リズムにまみえるためだろ・・

関西は、
正直の文化。
ほんねをさらす。
自分を笑ってみせる。
そんな関西風のライフスタイルを知らず知らずのうちにぼくも身につ・・

ひよっこのぼくにも文章を書くときの心がけのようなものはある。
1.知識を書かないこと。
2.情報を書かないこと。
3.何も書かない・・

「情報」を持つ文章もいまは花形である。
(中略)情報の文字だけあって、
その人が文章のなかにいないことが多い。

いまおとなは、
自分のほんとうのよろこびとは何かを考えるとき、
大きな状況ばかり想定する。
(中略)それがかえって心をちいさ・・

政治や社会の動きには明るい。
だが自分個人の関心や興味はどこにあるのかわからない。
あってもそれに自信をもてない空気をみん・・

詩はわかるところだけを読むことに実はいのちがあるもので、
それを知るためには、
ある程度読みなれる必要がある。

荒川 洋治(あらかわ ようじ、1949年4月18日 - )は、日本の現代詩作家、随筆家である。愛知淑徳大学教授。日本藝術院会員。本名の読みはひろはる。