名言大学

プログラマーはやはり若い人の方が優秀です

この場を借りてWinnyを悪用することのないよう、
またより良いIT社会が実現できるように改めて、
多くの方々にこの場をお願いする次第です

そもそもWinnyがあんまに広まるとも思ってないし、
間違ってもユーザーさん、
メインで使う風になるって思ってませんから悪用の方面とかでもね。
それよりも技術的な可能性を示すことが重要だと思ったもんですから(Winny問題が表面化した後のテレビインタビューにて)

ソフトウェア業界というのは、
別にみんなでワイワイやっていれば作れるもんでなくて、
作れる人がガーンと作っていくという状態になりやすい

今回の決定(無罪)で私の開発態度が正しく認められた事を有難いと思っています

逮捕された時は、
警察に協力するのは当たり前だと素朴に考えてしまっていたんですね。
ある時、
これは自分のことだけでは済まされず、
日本中のソフトウェア開発者にとっても影響の大きな話だということに気づいたんです。
ソフトウェアの開発そのものが、......

Winnyの開発が始まったのが2002年4月です。
Winny1が2002〜2003年、
2004年にWinny2を作ってたときに京都府警の方がいらっしゃって、
騒ぎになったわけです

私に対する著作権侵害幇助について、
本日無罪との決定をいただきました

世界的にみても、
まず仕様書を書くのではなく、
実現したい機能に向けてチームが同時並行的に開発を行う、
いわゆるアジャイル型の開発が注目されています

(これから新しい技術を生み出す技術者に対して)前に進むことを諦めちゃいけない

優秀なエンジニアほど、
管理されることを嫌います

私はフリーソフトプログラマーであって、
商用プログラマーではありません

私はソフト開発はサービス業、
つまりお客様は神様です、
という考え方には立っていて・・

(Winny事件で日本発の産業が失われたのか?
)失われたのは確かといえば確かですね

私が開発したWinnyがそうであったように、
趣味が高じて、
そしてそれが良くも悪くも話題になって世の中に広まっていきました。
はじめから商用のソフトウェアを作る、
あるいはそれを広めるというスタンスであれば、
守らなければならない「お約束」を知らなかった訳です

作ること自体はとりあえず、
問題ないんだということは示せたことに関しては良かったのかな

(ソフトウェア開発において)ある程度上手に、
いかに手抜きをするかが重要

尖ってるものを作ると叩かれてしまうんだ・・みたいな風潮が出てきちゃったんじゃないのかな

日本人の悪いところは、
皆さん真面目過ぎちゃって、
ソフトウェアを作り込んじゃうところ

ドリームボートではSkeedCast、
つまりその名の通りCasting(動画配信)のためのサービスを中心に展開していました

儲かるものは得意じゃないんですよ(笑)

今回の事件も別に誰かの責任にして・・という風にするつもりはありませんので

商用ソフトというのは「おもしろきゃいい!」って世界じゃないですからね

開発環境もWinny1はマイクロソフトのVisual StudioでC++で作成していますけど、
Winny2はボーランドの開発環境でした

小学校の頃からプログラムをやってます

Winny2は本来ファイル共有じゃなくて、
分散BBSをやろうとして作ったもの

逮捕・裁判などいろんな事がありながらも、
今まで何とかやってこられたのは、
やはり良い先輩、
先生、
上司に恵まれたからだと振り返って思います

(無罪確定まで)かなり長く待たされた

ネガティブなのは何も生み出しませんので

(無罪判決が確定して)素直に嬉しかったと思います

(警察に対して)公共の利益になるようにお願いできると助かるかなと思います

悪用しかできない技術っていうのかなかなか無い

:業界的にはあまり独自プロトコルは誉められたものじゃないんですけどね

興味関心があって、
これ(Winny)は役に立つと思って作ったところがありました

金子 勇(かねこ いさむ、1970年〈昭和45年〉7月 - 2013年〈平成25年〉7月6日)は、ソフトウェア開発者、情報工学者。専門はオペレーティングシステム、シミュレーション環境。東京大学大学院情報理工学系研究科特任助手を経て、東京大学情報基盤センタースーパーコンピューティング研究部門特任講師を務めた。Peer to Peer通信を利用したファイル共有ソフト"Winny"の開発者として47氏という渾名でも呼ばれていた。

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