名言大学

3月11日から1週間が一番、
次がどうなるか想像できない中で、
できる限りのことをやった状況

福島県の皆さま、
国民の皆さまもそうですが、
発電所で事故を起こし、
ご迷惑、
ご不便をおかけしたことについて、
心よりおわび申し上げたい

一緒に死んでくれる人間を選ばなければならなかった

現場に行って(免震重要棟に)上がってきてヘロヘロになって寝ていない、
食事も十分ではない、
体力的に限界という中で、
現場に行って上がってまた現場に行こうとしている連中がたくさんいた。
それを見た時にこの人たちのために何かできることを私はしなければならないと思った

ふざけんじゃねえ!こっちには、
そんな(数の)余裕はねえんだ!

いいか、
これから海水注入の中止命令が本店から来るかもしれない。
俺がお前にテレビ会議の中では海水注入中止を言うが、
その命令は聞く必要はない。
そのまま注入を続けろ。
いいな

本店にも撤退ということは一言も言っていないし、
私は思ってもいなかった。
本店には一言も撤退と言っていないということは間違いない。
事故調にもそう話をしている

もう一度、
津波や地震が来たらどうするんですか

現場を落ち着かせる、
安定化させることが一番重要な責務だ。
私はちょっとまだ十分な体力がないが、
戻ったらそういう形で現場のために力を届けたい

自衛隊の方には本当に申し訳なかった。
水を補給しにきてくれた自衛隊の部隊が怪我をされて、
本当に申し訳ないと思っている

日本国中だけでなく世界の知恵を集めて、
より発電所、
第1原発をより安定化させることが一番求められている。
いろいろな誰の責任うんぬんということもきちっとやるべきだが、
やはり発電所を少しでも安定させる。
それには人も必要だし、......

海水注入なんて、
誰でもすぐにできると思っているかもしれませんが、
そんなことはないんですよ。
それを簡単にできるかのようにおっしゃる方もいますが、
そういう話を聞くと、
憤りを感じますね

なかなか我々の肉声というのは通じない。
調査委員会を通すと肉声がなかなか届かない

最悪の事故ですから。
チェルノブイリ級ではなくて、
チャイナシンドロームではないですけれども、
ああいう状況になってしまう

爆発について。
一つは自分が死ぬということ、
メンバーも含めて、
免震重要棟の人間は死んでたっておかしくない状態だった。
3号機なんかは特にそうだった。
あれだけのがれきが飛んできて

今回一番インパクトがあったのは1号機もそうだが、
3号機の爆発

私は本店とは立場が違いますから

実際、
ああやって現場に行ってくれた同僚一人一人は、
本当にありがたい。
私自身が免震重要棟にずっと座っているのが仕事で、
現場に行けていない。
いろいろな指示の中で本当にあとから現場に話を聞くと大変だったなと思うが、......

我々のイメージは東日本壊滅ですよ

各班は、
最少人数を残して退避!

もう駄目かと何度も思いました

(『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』について)この本は、
本店の連中に読んで欲しいんだ

チェルノブイリの10倍です

現場で命を賭けて頑張った部下たちに、
ただ頭が下がります

こいつも一緒に死んでもらうことになる、
こいつも、
こいつもって、
次々、
顔が浮かんできました。
最初に浮かんだのは、......

あの時、
海水注入を続けるしか原子炉の暴走を止める手段はなかったですね。
水を入れる人間を誰にするか、
私は選ばなければなりませんでした。
それは誰に“一緒に死んでもらうかということでもあります

吉田 昌郎(よしだ まさお、1955年2月17日 - 2013年7月9日)は、日本の技術者である。東京電力(現:東京電力ホールディングス)元執行役員。