名言大学

紙と筆と墨が織りなすメッセージには、
筆使いの微妙なひっかかりで生まれた一本の線に命を吹き込み、
かすれの線、
見えない線にも血が通っているかのような、
生きた線でなくてはならない

この世界(グラフィックデザイナー)に入ったのは絵や書を描くこと好きだったことから始まり、
高校生のころから古典の臨書や前衛的な書をやっていたことも、
今のデザインの仕事に自然と結びついていった

墨の持つ力強さ、
線質の美しさや面白さ、
また文字の造形的な表現から、
デザインと書道の融合点を見つけていった

(書には)第一に「読めること」第二に「商品や、
それぞれのものの内容にあっていること」第三に「人に伝わるインパクトがあること」この三つの条件が必要だ

自分自身を見失わないためにも、
自由でとらわれのない白と黒の自己表現の世界が、
よりその幅を広げている

デザインの中における自分は、
どうしても人を意識する