人必ず自ら侮(あなど)りて然(しか)る後(のち)に人之(これ)を侮る。

宝石は、たとえ泥の中に落ちても、依然として貴重であり、埃(ほこり)は天へ上ったとしても、依然としてつまらない。

私は、少なくとも自ら知らぬことを知っているとは思っていないかぎりにおいて、あの男よりも知恵の上で少しばかり優っているらしく思われる

教育は、さまざまな能力を伸ばしはするが、つくり出しはしない

一人の人間がわれわれにとっていつでも未知のものとしてとどまっていること、その人間の中にはわれわれの理解の手からすべり落ちてしまう解きがたい何ものかが常にあるということ、これはおそらく本当である

自分の悩みを数え上げられる人は幸いだ。

男らしさとは親切と慈愛なり、肉体的な意志にあらず。

自然の休息による中断以外は、絶え間なく有益な活動をしている状態こそ、地上で許された最上の幸福である

人は恋愛を語ることによって恋愛するようになる

信用は鏡のガラスのようなものである。ひびが入ったら元通りにはならない。

偉大な人物たらんとする者は、自分自身や自分に属するものをではなく、正しいことをこそ愛すべきなのだ

自分に対してとことん正直になること、それが心身によい影響を与えるのである