「「シャンソン」という曲は高校生の頃にかじった純粋詩の世界を後から思い出しました。ジャック・プレヴェールの「夜のパリ」っていう詩が、そこに描かれてない物語を一瞬にして自分に運んできたんです。今まで接してきたものが、しかるべき時に出てくるんですね」
松任谷由実
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「「シャンソン」という曲は高校生の頃にかじった純粋詩の世界を後から思い出しました。ジャック・プレヴェールの「夜のパリ」っていう詩が、そこに描かれてない物語を一瞬にして自分に運んできたんです。今まで接してきたものが、しかるべき時に出てくるんですね」
松任谷由実
「心のスイッチを入れるだけなの。本当に気の持ちようひとつで、周りの風景なんてどうにでもなってしまう。たとえばジョギングしているときに、走っていることさえ忘れてしまうような一瞬がありますよね?そういうときは木々の緑がいつもと全然、違って見える」
松任谷由実
「行きたい!と思い始めたとき、突き動かされたときが、旅の始まりなんです。いたずらに刺激が欲しいわけじゃない。別に、メロディや詞の材料が欲しくて行くわけでもないんです。ただ、旅に行った後の私は確実に、行く前の私とは変わっている。何かが私の中に蓄積されていく」
松任谷由実
「今思うとお恥ずかしい話なんですけど、当時、街に指紋を残さない女と呼ばれていました。触ったものはすべて買ってしまうから、指紋が残らないって(笑)」
松任谷由実
「見たり聞いたりするだけなら、絵葉書とかテレビで間に合うわけでしょ?そうじゃなくて五感を総動員してその土地を感じたいんです」
松任谷由実
「前作の『天国のドア』は、外宇宙を目ざした作品だったけれど、今回(『DAWN PURPLE』)は内宇宙という、さらに精神的な方向に深く進んだ感じ。それもよくいわれるある、ある現象ではなく、聞き手が歌の中に入ってシミュレーションしていかれるような」
松任谷由実
「「ダイアモンドダストが消えぬまに」は作ったときにすごく達成感がありました。特に、詞がね。まさにバブルが消えぬまにって、言ってるわけだから。アルバムのテーマも、このときは明確でした。もののあはれという言葉が、最初から頭にあった」
松任谷由実
「スタンダードを強く意識するようになったのは、『春よ、来い』のあたりからだったと思う。ヒットするとかしないとか、そんなものとは別の次元で、既成のホイールから抜け出せる出口はそこだと思った。曲を創り出したのは、熱に浮かされたようにそれを創らずにはいられなかったから」
松任谷由実
「(FACESで)選んだのが松本さんが作詞した聖子ちゃんや薬師丸さんの曲だったりするから周りは「大丈夫ですか?」って心配したけど、私が積極的に選んでいる。勿論聖子ちゃんの曲でも大丈夫じゃないのはあるんだけど「瞳はダイアモンド」なら大丈夫ってわかってたから」
松任谷由実
「40代、すごくつらかったんです。ホルモンバランスが不安定だったのか、すごく調子が悪かった。作品やパフォーマンスに影響することはなかったけどね。更年期は大人の思春期、なんですかね。竹の節のように、そこに滞らないと先に伸びないんだろうね」
松任谷由実
「時代が流れる速さを感じながら、自分も同じようにちょっとずつ、でも確実に動いているから、結果的にあまり変わらないように見えるんじゃないのかな」
松任谷由実
「(上質なシャンパンは)宝石みたいでめちゃくちゃきれいなんですよ。それを見てダイアモンドダストが立ってますね、と誰かがいった言葉がすごく印象に残ってね。アルバム制作に入って4曲目ぐらい書いたときに、作っている歌の世界とその言葉が重なってきたんです」
松任谷由実