「研究者は知財を意識しておく必要があります。ただ、知財に関する専門知識を研究者が持つのは不可能に近い。知財の専門家を大学に抱えるべきです。良い技術が出てきたときに、実用化まで持っていくには、知財の専門知識があり、厚生労働省などの規制当局と早期から交渉できる人材が必要です。日本の大学の研究者がよい論文を発表しても、事業としての成果は米国企業に取られかねません」
山中伸弥
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「研究者は知財を意識しておく必要があります。ただ、知財に関する専門知識を研究者が持つのは不可能に近い。知財の専門家を大学に抱えるべきです。良い技術が出てきたときに、実用化まで持っていくには、知財の専門知識があり、厚生労働省などの規制当局と早期から交渉できる人材が必要です。日本の大学の研究者がよい論文を発表しても、事業としての成果は米国企業に取られかねません」
山中伸弥
「大きな課題は、研究者自身の中にある「稼ぐことへのアレルギー」でしょう。工学部のように、実用化できる技術を開発しようという意識が先生方の頭にある学部は良いのですが、理学部は対照的です。「研究の目的は真理の探究であって、実用化などとんでもない」という先生もいらっしゃる」
山中伸弥
「研究者が自分の研究が本当に新しいか、誰かの真似になっていないかを常にチェックする必要があります。大阪市立大学大学院に在学中、助教授に言われた言葉が印象に残っています。それは、「阿倍野の犬実験になるな」です。日本の研究の多くは、「米国の犬がワンと鳴いたという論文があるが、日本の犬もワンと鳴いた」というものです。さらに日本の犬がワンと鳴いたという論文を見て、「阿倍野の犬もワンと鳴いた」と書く。研究者は油断すると、他人の方法論を真似て、阿倍野の犬のような論文を書いてしまう。こういう研究からイノベーションは生まれません」
山中伸弥
「微生物は地球のあらゆる天変地異に耐え、今日まで生き残った。微生物から学ぶことがいっぱいある」
大村智
「微生物は十分に研究し尽くされていませんし、見方によっては研究は始まったばかりと思っています」
大村智
「微生物は無駄な代謝物を生産しない」
大村智
「私はいつも、我々の必要性や問題の答えは自然の中にあると思ってきました」
大村智
「私の哲学は「一期一会」。人とも微生物とも一期一会だ」
大村智
「私たちが見つけた「エバーメクチン」を合成したと明らかにしたのは、私が知る限り世界に3人だけ。それを微生物はほんの数日で出来る。その微生物の能力を、いかに人間に使っていくかが今後の課題」
大村智
「どの微生物が好きとか嫌いとかはない。人間も、どんな人とも付き合う。あれ嫌い、これ嫌いと言ったら仕事にならない」
大村智
「起業には関心があった。私には科学者と共に事業家の才能もあったかと思う。割と大きくものを考え、資金、アイデア、人を育てた。私の最終目標は「人のためになる」ということ。それが出来て「研究を経営する」ことになる」
大村智
「農作業というものは、科学者のやることなんですよ。気候を気にする、温度を気にする、それから水分がどうであるかとか、まさに科学者なんですね。だから、今、私が科学、しかも土から菌を分離するなんて、まさにもう、農業の延長です」
大村智