「一部報道で引退の記事が流れたとき、地下鉄で出会ったサラリーマンのおじさんに「谷本選手お疲れ様でした」と声をかけて頂きました。その瞬間、金メダルを獲ったときには感じなかった気持ちが心に湧き上がりました。この「達成感」こそが私を「引退」という結論に導いてくれたのだと、感謝しています」
谷本歩実
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「一部報道で引退の記事が流れたとき、地下鉄で出会ったサラリーマンのおじさんに「谷本選手お疲れ様でした」と声をかけて頂きました。その瞬間、金メダルを獲ったときには感じなかった気持ちが心に湧き上がりました。この「達成感」こそが私を「引退」という結論に導いてくれたのだと、感謝しています」
谷本歩実
「一本柔道を海外から求める声も多々耳にします。それは嘉納治五郎先生の提唱された柔道に限りない魅力があるからだと思います。底辺拡大、そして人間教育、この魅力を伝えていくことこそが現在の私の夢であり、次に自分がやらなくてはいけないことだと思っています」
谷本歩実
「心技体もそうですけど柔道の理念を具現化できるよう、また具現化しようと志せることが人間形成として結果以上に選手の財産となるはずです」
谷本歩実
「(子どもたちは)今、限られた日本の情報の中でしか夢を抱けないので、海外のアスリートなどと交流する場を持つことで、夢や希望を持てるのではないだろうかと思っています」
谷本歩実
「日本が世界の人たちともっといろいろな情報を共有するようになったらいいと思います」
谷本歩実
「難しいのは、柔道が「楽しい」だけになるのはよくないです。そこをしっかり吟味しなくてはなりません」
谷本歩実
「スポーツというのは、時代とともに変わらなくてはいけないと思うし、変えてはいけないものもあると思います。その中で、日本の良さというのは絶対に失ってはいけないと思っています」
谷本歩実
「道着を着ていてゴロゴロと転がること、それも柔道の第一歩。フランスではこうして体を動かす喜びを覚えていくわけです。そこに礼をすることが入ってきて、仲間が居ることや、対戦する相手が居ることに感謝するようになる。次に技を覚え始め、投げられたときの痛みを知るようになり、投げられたときの受身を通して、自分を守る術を知るようになる・・・・というように、フランスの柔道は、細かい過程を自ら感じ、学んでいけるように工夫されています」
谷本歩実
「フランスの子供たちは、「柔道って楽しい」と言いますが、この感覚には驚きました。日本で柔道をしている子供たちは「強くなりたい」とは言いますが、「楽しい」と表現する子供にはほとんど会ったことがありません。フランスでは柔道というものを日本のように上からドンっと、押し付けられるのではなく、自主性が求められるのです」
谷本歩実
「日本での指導者に、柔道を楽しませるという感覚はありません。むしろ厳しく指導します」
谷本歩実
「日本は、国を挙げて柔道を応援はしていますが、国が支援はしていません。手弁当で教えていて、「柔道を経営する」ということが難しいのです。日本は、熱い思いやボランティア精神で柔道が成り立っているわけですね」
谷本歩実
「日本では柔道の教えが指導者によってそれぞれ異なる気がしています。それゆえに生じる問題というのも、あるのではないかと思います。指導者が柔道の理念をしっかりと学ぶというのは、大切なことです」
谷本歩実