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互いの相違点を認識して、その価値を認め合うこと。相手を尊重したうえで率直に語り、また相手の言うことに真摯に耳を傾けること。こうした方針はあまりにも単純で当たり前だと思われるかもしれませんが、従来の経営マニュアルに書いてあるかというと、必ずしもそうではありません。大切なのは自社の文化を維持しながら、同時に相手の文化を理解し、それに適応していくということです

カルロス・ゴーン

家族のいるところ、それが「ホーム」、つまり故郷です。波乱に満ちた道をたどった末に、私の家族はブラジルに落ち着いていました。そして、いまも。ですから、私にとってリオは世界で一番くつろげる街です。ブラジルは美しく魅力的な国です。広く豊かな自然、そして、あらゆる人種が共存しています。自分が自分でいることができるという感じがします

カルロス・ゴーン

正直言って、日産がどうしてこうなってしまったのか、きちんと分析して説明できる人に、社内で一度も会ったことがありませんでした。何が問題なのか、重要な順番に仕分けしてみせてくれる人は一人もいませんでした。経営に関しては混とんそのものが日産を支配していました。会社に様々な問題が起こってくるのは、それが根本の原因であるわけです。経営が方向を見失っていたら、まだ業績が悪化していないとしても、遠からずそうなることは当たり前のことだからです

カルロス・ゴーン

私には溶け込もうという強い意志がありました。それまで、様々な国で生活し、まったく異なる文化を経験していましたが、どこにいた時にも、常にその国に同化したいと思っていました。どこに行っても、私は単なる旅行者でいようとは思いませんでした。入植者でもなければ、移民でもない。その国の人になろうとしたのです

カルロス・ゴーン

会社の再建というものは、ある意味でエンジニアの仕事に似ています。あるいは、家を建てるのに似ているといってもいいかもしれません。つまり、そこには何を優先して、どんなやり方で、どの程度のレベルのものにするかといった発想が必要なのです。また、家を建てることの比喩でいえば、それと同じように基礎工事が必要ですし、スケジュールや予算の作成、そして、期限や価格についての取り決めもしておかなければなりません

カルロス・ゴーン