「美は理想の生活を形づくる要素として、何人(なんぴと)も之(これ)を求めてやまぬところに、完全性へのあこがれに燃えている・・」
九条武子
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「美は理想の生活を形づくる要素として、何人(なんぴと)も之(これ)を求めてやまぬところに、完全性へのあこがれに燃えている・・」
九条武子
「如何(いか)に小さな存在であっても、われらは疑うこともなきたしかな存在であるところに、一瞬の生命のいよいよ尊きことが知・・」
九条武子
「女の涙はうつくしい。それは冷たい客観の世界から離れた、きわみなき愛の泉からしたたりくる純情の一しずくである。しかし多く・・」
九条武子
「迷信を打ちくだくものは智恵である。智恵の前には、淡き僥倖(ぎょうこう)を希(ねが)うこころも、たちまちにして影をひそめ・・」
九条武子
「世のことごとくが不正不義の中に、ただひとり正義に殉ずる人は尊い。しかし他の不正不義を顧みるところがなかったならば、それ・・」
九条武子
「しばらくも倦(う)むことのない、自然の働きを見のがしてはならない。みずからの営みを、丹念にたもちつづけるものは、如何(・・」
九条武子
「われらの愛は、理智の導きによって、正しき成長をもとめなければならない。そして之(これ)を永く撫育(ぶいく)してゆくもの・・」
九条武子
「言葉によって尽くし得ないことを、行為をもって補おうとするのは、正しいことではない。近代人は、たがいの本心にふれ合い、た・・」
九条武子
「おしえの中にすむ、――おしえのままに生くるものこそ、如何(いか)なる運命の戯れにも、之(これ)に打ち克つものであろう。」
九条武子
「人と人との間の愛は、みずから之(これ)を専有しようとするときに、もろもろの悲しみが生ずる。」
九条武子
「月は古来同一のすがたではあるが、これを眺むる人の心によっていろいろに変ってゆく。そこにまた人生の心境の、如何(いか)に・・」
九条武子
「自ら愛し、また愛せられることが、たとえ詐(いつわ)りのなき素純な愛にせよ、自ら苦しみ、また他をも傷つけるところに、地上・・」
九条武子