「環境とは、与え、与えられるものではない、育ち、育てるものである」
安藤忠雄
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「環境とは、与え、与えられるものではない、育ち、育てるものである」
安藤忠雄
「とにかく、仕事で得た金はほとんど全部、旅の中で使い果たしていた。たとえ預金通帳に一銭も残らなくとも、自分のなかに何かが残ればいいと思っていた」
安藤忠雄
「仕事をするというのは生涯かけて自分の可能性を探していくことです。こういう職業なら食いはぐれがないとか、体裁がいいとか、親や先生が勧めるからとかではなく、可能性は自分自身で探すのです」
安藤忠雄
「仕事と真剣に向き合っていれば好奇心がどんどん広がり、自然と教養も豊かになってくるはずだと私は思います。教養のスタートとなるのは何より「好奇心」なのです」
安藤忠雄
「真剣に仕事に向き合うというと、寸暇を惜しんで仕事をしたり、ビジネススキルを身につけようという人もいるでしょう。ですが、それよりもむしろ、新しい経験をしたり、面白いものに出合ったりすることで感動することこそ必要だと思います」
安藤忠雄
「人は感動すると、より大きな感動に出合いたいという気持ちが強くなります。そしてそれが強まれば強まるほど、面白いものに対する嗅覚が鋭くなり、創造的になる。まさに、好奇心の大きさが、そのままその人の生きる力になると言っても過言ではありません」
安藤忠雄
「教養の源泉は好奇心ですから、好奇心よりも効率性ばかりを優先するビジネスマンが教養と縁遠くなるのは当たり前です」
安藤忠雄
「映画をDVDで観たり、音楽をスマートフォンで聴いたりするばかりでは、本当の感動は得られません。やはり映画館やコンサートホールに直接足を運ぶべきです。というのも、たとえば映画というのは、映画館の大きなスクリーンで上映され、画面から10メートルほど離れた場所から見ることを前提に作られているメディアなのです。それをテレビやパソコンのモニターで観ても、映画館と同じ感動を得られるはずがないじゃないですか。これはスポーツも同じです。野球は正直なところ、テレビで観たほうがボールの動きや選手の表情など細かいところまでよく見えますが、やはりスタジアムに足を運び、プレーの臨場感を味わうのが一番、感動する」
安藤忠雄
「私もこれまで、数々の教養人と出会ってきましたが、やはり本当に教養がある人は、「現場に足を運ぶ」ことの重要性を知っているように思います」
安藤忠雄
「22歳のとき、一人で日本中の建築を見て回る建築行脚を行ないました。大阪から四国、九州、中国、そして中部から東北へと回ったのですが、とくに広島にある、丹下健三氏の平和記念資料館には衝撃を受けました。建築雑誌で見たときはモダンで端正なイメージだったのが、夜に見るその建造物は、圧倒的な迫力で戦争の無残さを感じさせてくれました。やはり知識だけでなく、自ら体験することの重要性を痛感したのです」
安藤忠雄
「最近はあらゆる分野で合理性ばかりが求められ、その結果として誰もが、失敗しないことばかりを意識しているように思えてなりません。建築の世界もそうです。たとえば最近、日本の都市を歩くと、きれいなものばかりが並んでいるなと思います。けれども、私の心にはまったく引っ掛からない。それはきれいにまとめようとしているだけで、失敗してもいいから新しい建築に挑戦しようという姿勢が感じられないからです」
安藤忠雄
「好奇心を失ってしまった人がその気持ちを取り戻すには、とにかく行動してみることです。とにかく現場に行ってみれば、必ずそこで心を動かされる何かと出合えます。そういう体験を何度もしないと好奇心なんて育ちません」
安藤忠雄