「両さんは、ある意味全部“自分のことなので、描きやすくて。僕はずっとそれが普通だと思って描いていた。でも違うんですね。僕の“普通をみんなは面白がった。“なるほど、これは普通じゃないのかと、『こち亀』が自分にとってどういう存在なのかを読者から教わったんです」
秋本治
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「両さんは、ある意味全部“自分のことなので、描きやすくて。僕はずっとそれが普通だと思って描いていた。でも違うんですね。僕の“普通をみんなは面白がった。“なるほど、これは普通じゃないのかと、『こち亀』が自分にとってどういう存在なのかを読者から教わったんです」
秋本治
「僕には、セルフカバーをするアーティストの気持ちがよくわかる。みんな昔と違うって文句言うけど、今だからこそ、こう歌うっていう形があるのは当然のことですよ」
秋本治
「“ああ、こういう描き方してたんだ〜って。1作1作“地層みたいになっているのを紐解くと、その当時の自分の考え方がわかる。両さんが自分史になってるんですね。それで、“今ならもっと違う描き方ができるぞって。モノの考え方も違うし、ネットもあって昔よりディテールなんかも細かく調べられるし」
秋本治
「長期の連載で驚くのは、自分の描き方や物の見方がどんどん変わること。普通は作品自体が変わって、そこに作者の視点が反映されると思うんですが、僕の場合は同じものを描き続けているので、如実に視点の違いが出てくるんですよね」
秋本治
「お昼まで寝たり締め切り守らなかったり・・マンガ家になりたくてもなれない人がいっぱいいるのに、せっかくなっておいてなぜそんな風になるのか」
秋本治
「マンガと実写は違います。“ここはこうしてくれないと困る!なんて縛りを入れてしまうと、不自然になってしまう」
秋本治
「(両さんは自分にとって)友達のようなもの。色々と、こっちが大変な時に相談にのってくれる。本当に書いていて、楽しかったキャラ」
秋本治
「僕はギャンブル・たばこ・お酒はやらないんですよ。相当激しくギャンブルとかやってそうとか言われるけど、競馬新聞とか資料で買って全部調べて、だから逆に書いていて楽しいんですよ」
秋本治
「よく、漫画家がキャラが動くって言うんだけど、最初は何言ってるんだと思っていたんだけど、実際描いてみると、勝手にセリフが書ける。本当にありがたいキャラクターに出会えた」
秋本治
「(両さんの表情が)だいぶマイルドになりましたね。最初の頃は劇画という絵にこだわって、怖い感じ、性格も荒いし・・・描いていくうちにだんだんキャラっていうのは、ある意味で成長なんだと思うんですけど」
秋本治
「とんでもない形ではなくて、やはり自然な形で両さんに動いてもらって、これが良かったのかなという感じにしたい」
秋本治
「最終巻は今から書くんですけど、読者が納得する形の終わり方にしたい」
秋本治