「では、自分自身の意見や行動について個人が持つ権限の限界は、どこに置くのが正当なのだろうか。社会の権威はどこからはじまるのか。人間の生活のうち、どこまでが個人の領域であり、どこまでが社会の領域なのか」
ジョン・スチュアート・ミル
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「では、自分自身の意見や行動について個人が持つ権限の限界は、どこに置くのが正当なのだろうか。社会の権威はどこからはじまるのか。人間の生活のうち、どこまでが個人の領域であり、どこまでが社会の領域なのか」
ジョン・スチュアート・ミル
「今こそ個性の重要性を主張すべき時期である。人はみな同じでなければならないとする主張は大きくなっていく。人を一つの型にあてはめる動きが完成するまで抵抗を遅らせれば、その型からの逸脱はみな道徳に反すると考えられ、奇怪で凶悪で、自然に反しているとすら考えられるようになる」
ジョン・スチュアート・ミル
「人間が高貴で美しいといえる人物になるのは、個性を全てなくして画一的になることによってではない。他人の権利と利益をおかしてはならないという条件のもとで、個性を育て際立たせることによってである」
ジョン・スチュアート・ミル
「中国は豊かな才能と叡智に恵まれながら、国民全員が一様になり、思想と行動を同じ教えや規則で律するという思想のもとで数千年に渡って停滞した。長い歴史の中で欧州が発展を続けられた原因は、性格と分化に驚くほどの多様性があることだ」
ジョン・スチュアート・ミル
「社会に監視される人は、いつも自分の本性に従わないようにしているので、やがて従うべき本性をもたなくなる。人間としての能力は萎縮し、衰えていく。強い望みや自然な喜びはもてなくなり、たいていは自分のものだといえる意見や感情をもたなくなる。これが人間性の望ましい状態だろうか」
ジョン・スチュアート・ミル
「社会の監視のもとに暮らす人は、娯楽のときですら真っ先に考えるのは世の中に合わせることである。いつも大勢に順応していたいのだ。何かを選ぶときも、普通に行われていることの中からしか選ばない。人とは違った趣味や、変わった行動は犯罪のように避けようとする」
ジョン・スチュアート・ミル
「今では他人に関係する点だけでなく、自分にしか関係しない点でも、自分の好みは何かとは考えない。考えるのは自分にふさわしいのは何か、同じ地位の人はどうしているか、自分より地位が高い人は何をしているのかだ。慣習になっているもの以外には、自分の好みを思いつけないのである」
ジョン・スチュアート・ミル
「社会の初期の頃は、人の活力が強すぎて、人々を訓練し管理する社会の能力を超えていた部分があった。しかし今では、社会は個性をほぼ押さえつけられるようになっている。そして人間性を脅かすものは、個人の衝動と好みの過剰ではなく、不足になった」
ジョン・スチュアート・ミル
「ある人の欲求と感情が他人より強く多様だというのは、その人が人間性の素材を豊富にもっているということである。衝動が強いとは、活力があるということの言い換えに過ぎない」
ジョン・スチュアート・ミル
「人は疑わしくなくなった点については考えなくなるものだが、これは人間の誤りのうち半分の原因になるほど致命的な欠陥である。決着がついた問題は深い眠りにつくとある論者が語っており、まさに至言である」
ジョン・スチュアート・ミル
「数学の真理には特異な性格があり、論拠は全て一方の側だけにある。反対意見はなく、反対意見への論駁もない」
ジョン・スチュアート・ミル
「人間の能力は知覚、判断力、違いを見分ける感覚、思考力のいずれも、道徳感情すらも、選択を行うことによって鍛えられる。それが慣習だからといって行動する人は選択を行わない。最善のものを見分ける力も、最善のものを望む力もつかない」
ジョン・スチュアート・ミル