「才能というようなもの なんにもない ただ自分のなかから 豆つぶのような仏さまが ときどき うまれてくださる」
榎本栄一
「才能というようなもの なんにもない ただ自分のなかから 豆つぶのような仏さまが ときどき うまれてくださる」
榎本栄一
「底下(ていげ)の凡夫が 一心に ていねいに 此(こ)の土(ど)を掘っていると 土くさい仏が出る」
榎本栄一
「この世 あの世と申すは 人間の我見 ごらんなさい この無辺の光の波を 境界線はどこにもない」
榎本栄一
「よくよく見れば この旅びとがあるくのは きのう通った道でない」
榎本栄一
「私が漕ぐ舟は 海図もない島へ着き また出発する あとへは帰らない」
榎本栄一
「私は銭湯が好きである 銭湯にはいっていると 自分が世のなかの 他の大勢の ひとりであることがよくわかる」
榎本栄一
「日日のいろんな出来事は この永劫の海の 寄せる波 どの波も 何かしみじみ尊くて」
榎本栄一
「私の奥底には 色もかたちもない 泉があって 私が邪魔しなければ 尽きずに 涌くようです」
榎本栄一
「波瀾万丈の 世の中を ふりかえれば なにごともないように ほのぼのと光」
榎本栄一
「人間に生まれ この煩悩にくもる目で 無限を覗く たのしみを教えられ」
榎本栄一
「朝 起きて水をつかい 夜 電灯を消して寝るまで 世の中の 無数の人のちからに 助けられている私である」
榎本栄一
「この線路は ここから 無限につづいているが 途中の駅で いちど乗り換える」
榎本栄一