「ひとの世にある悪は 私もこころの中で犯している ただそれが 人前(ひとまえ)にあらわれぬだけ」
榎本栄一
「ひとの世にある悪は 私もこころの中で犯している ただそれが 人前(ひとまえ)にあらわれぬだけ」
榎本栄一
「同じように見えるが きょう咲いた花は きのう咲いた花と 同じでない」
榎本栄一
「おまえ 七十年も歳月を 浪費して 何を悟ったか ハイ 天狗の鼻が 折れました」
榎本栄一
「妻とふたり 小さい あきないをするのだが 妻は このあきないを 小さいとは思わず 精を出す」
榎本栄一
「再び通らぬ 一度きりの尊い道を いま歩いている」
榎本栄一
「うかびあがろうとするな じっと沈んでいよ ここ波にうごかぬ たしかな海底」
榎本栄一
「突っかい棒が ひとつ またひとつ ひとりでにはずれ いまは わがいのちひろびろ さて これから」
榎本栄一
「なにごともじわじわがよろし 季節の移ろいゆくがごとく」
榎本栄一
「この濁りある沼が 私の浄土でございますと あるとき いっぴきの鮒が 申しました」
榎本栄一
「世の中には 人さまの気づかぬ 落穂があるので 私はだいじに それを拾いあげます」
榎本栄一
「百人千人を すくう人あり 家のもの一人をも すくいえぬ私もあり」
榎本栄一
「むかしまいた 小さな種が わすれたころに ぼつぼつみのる」
榎本栄一