何か賞を取ろうと思って仕事をしているわけではなく、世の中の役に立とうと思って必死でやってきましたが、まさかノーベル賞という結果になるとは思わなかった

大村智

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微生物は地球のあらゆる天変地異に耐え、今日まで生き残った。微生物から学ぶことがいっぱいある
微生物は十分に研究し尽くされていませんし、見方によっては研究は始まったばかりと思っています
微生物は無駄な代謝物を生産しない
私はいつも、我々の必要性や問題の答えは自然の中にあると思ってきました
私の哲学は「一期一会」。人とも微生物とも一期一会だ
私たちが見つけた「エバーメクチン」を合成したと明らかにしたのは、私が知る限り世界に3人だけ。それを微生物はほんの数日で出来る。その微生物の能力を、いかに人間に使っていくかが今後の課題
どの微生物が好きとか嫌いとかはない。人間も、どんな人とも付き合う。あれ嫌い、これ嫌いと言ったら仕事にならない
起業には関心があった。私には科学者と共に事業家の才能もあったかと思う。割と大きくものを考え、資金、アイデア、人を育てた。私の最終目標は「人のためになる」ということ。それが出来て「研究を経営する」ことになる
農作業というものは、科学者のやることなんですよ。気候を気にする、温度を気にする、それから水分がどうであるかとか、まさに科学者なんですね。だから、今、私が科学、しかも土から菌を分離するなんて、まさにもう、農業の延長です
(奥さんについて)私との結婚生活の3分の2は、病気との闘いでもあったわけですけど、そんなこと少しも表に出さない、おくびにも出さない、亡くなる寸前まで、そういう意志の強さを持ってました

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