「新しきうたびとの群の多くは、たゞ穆実なる青年なりき。その芸術は幼稚なりき、不完全なりき、されどまた偽りも飾りもなかりき。青春のいのちはかれらの口唇にあふれ、感激の涙はかれらの頬をつたひしなり」
島崎藤村の他の名言
「昨日またかくてありけり 今日もまたかくありなむ この命なにをあくせく 明日をのみ思いわずろう」
「同じ一つの時代にもひき潮の時期があり、さし潮の時期がある。四季が循環するように、冷熱は一代の人の心を従来してやまない」
「人間も忿怒を制えないうちは、本当に自然を友とすることはできない」
「仮令(たとい)私は卑賤しい生まれでも、すくなくとも皆さんが立派な思想を御持ちなさるように、毎日それを心掛けて教えて上げた積もりです。せめてその骨折に免じて、今日までのことは何卒(そうか)許して下さい」
「何卒(どうぞ)私の言うことを克く記憶(おぼ)えて置いて下さい」
「一生に秘訣とはこの通り簡単なものであった。「隠せ」――戒はこの一語(ひとこと)に尽きた」
「田山君、死んでゆく気持ちはどうだね」
「若き聖ののたまはく 道行き急ぐ君ならば 迷ひの歌をきくなかれ」
「誰か旧き生涯に安んぜむとするものぞ。おのがじし新しきを開かんと思へるぞ、若き人々のつとめなる」
「なげきと、わづらひとは、わが歌に残りぬ。思へば、言ふぞよき。ためらはずして言ふぞよき。いさゝかなる活動に励まされてわれも身と心とを救ひしなり」