朱子の他の名言
「鬼神の理は、聖人蓋し之れを言ひ難し。真に一物有りと謂へば固より不可なり。真に一物有るに非ずと謂ふも亦不可なり。若し未だ暁然として見得ること能はざれば、且く之れを闘きて可なり」
「世俗大抵十分に八分は是れ胡説有り、二分亦此の理有り」
「然れども又其の事昭昭として、理を以て推すべからざる者有り。此等の処は且く理会することを要する莫かれ」
「鬼神の事は自ら是れ第二着なり。那箇の形影無きは是れ理会し難き底なれば、未だ去きて理会するを消ひず。且らく日用の緊切の処に就いて工夫を倣せ」
「人身を以て之れを言へば、則ち気を神と為して精を鬼と為す」
「宰我、鬼神を問ふの一章は最も精密、包括し得て尽くす。亦是れ当時弟子記録し得て好し」
「来諭に言ふ、其の神の焉に在すが如きは、真に在すこと有る者には非ざるなり、と。此の言尤も理を害す。若し此の如く説けば、則ち是れ偽なるのみ。又豈に所謂誠の掩ふべからざらんや」
「鬼神の事の如きは、聖賢説き得て甚だ分明なり。只だ礼を将って熟読すれば便ち見ん。二程初めより鬼神無しと説かず。但だ如今世俗の所謂鬼神無きのみ。古来聖人制する所の祭祀は、皆な是れ他れ天地の理此の如きを見得たり」
「専ら力を人道の宜しき所に用ひて、鬼神の知るべからざるに惑はざるは、知者の事なり」
「鬼神は陰陽の消長に過ぎざるのみ」
