「俺の仕事の特徴は「誰もできない仕事ができる」ということにある」
岡野雅行
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「俺の仕事の特徴は「誰もできない仕事ができる」ということにある」
岡野雅行
「大企業には何度も騙される。ちょっと上手くいけば、嫉妬した仲間から足を引っ張られる。プレスを始めたときも、それまでは金型屋がプレスに手を出すのは御法度だったから、「生意気だ」と仕事を干されそうになった。ところが苦境に立っても、俺はサラリーマンじゃないから、どうしたらいいか教えてくれる先輩もいない。そこであれこれ工夫して乗り切ってきた。その経験があるから、何とかなるという気持ちになれるんだ。ところが、失敗しないように生きてきた優等生は、そういう経験がないだろ。だから風邪ひいたぐらいですぐ倒れちゃう。こっちはバイキンだらけの中を生きてきてるんだ、免疫力がパンパじゃない」
岡野雅行
「辛抱や我慢ができないのは、自分が本当にやりたいことをやっていないからだろう。子供だって、親からこれをやれと強制されたら、すぐに嫌になるけど、自分からやりたいと思ったことなら、苦しくてもそう簡単にやめないよ」
岡野雅行
「失敗すればするほど、いろいろなノウハウがたまってくる。それを次のものに活かしていけばいい。失敗だけで終わらせちゃうから失敗になる」
岡野雅行
「他のプレス屋が手を出さない難しい仕事や、安くて捨てたような仕事だけ選んでやると決めた。これなら、干そうにも干しようがないだろ。常識的なことだけやっていたら、とっくに潰されていたよ」
岡野雅行
「日本人っていうのは黙っていると、どういうわけか、周りと同じことをしようとするだろ。じつはこれは、農耕民族の特徴なんだ。田植えや刈りいれっていうのは集団作業だから、一人だけ時期をずらすわけにはいかない。その習慣が身体に染みついているので、両親の家がクラウンを買ったら、じゃあうちもという発想になってしまう。だけどこれからの仕事は、これじゃあ通用しない。人が歩いたあとにはペンペン草も生えていないと思って、絶えず開拓し続けられる人間でなければ、もともと狩猟民族の欧米人にみんなやられちゃう。だから、隣がクラウンなら俺は戦車だっていう人間になれ」
岡野雅行
「自分の仕事は一生懸命やっていますって言う人がいる。だからどうなの?俺はそう言いたい。本業をきちんとやるのは当たり前だし、本業なんてのは、習えば誰だってそこそこはできるようになるんだ。それだけじゃ世渡りは難しい。本業以外のプラスアルファを持つことが大事なんだ。要はあいつが来ると面白いよ。何かやってくれるよってってもんを身につけることだ」
岡野雅行
「大企業の技術者は60歳で辞めちゃうからね。本当はその先が応用の段階なのに、そうした発想はないわな。だから大企業には応用力がなく、長年やってそれで終わりになっちゃんだよ」
岡野雅行
「いくら値段が高くたって値段を超える付加価値があれば、それが適正価格ってもんなんだ。ノウハウってやつは値段がつけられない。いままで誰もやったことがないことをやるためのノウハウだから、まだやってもいないうちから、どれくらい価値があるかなんて判断しようがないだろ?最初はえらく高いことをいうなってびっくりするんだろうけど、終わってみたら、岡野さんと知り合ってホントによかったって言ってくれる人ばっかりだね」
岡野雅行
「仕事を追えばお金は自然とあとからついてくるのに、みんなお金を追いかけるから、お金が逃げてしまう。みんながみんな、お金、お金、利益、利益と念仏を唱えてやっている。俺の場合は、どこまでいっても仕事、仕事なんだ。みんな目先の10円を拾うばっかりで、もっと先にある大きなお金が見えないんだよな」
岡野雅行
「技術とかノウハウを持っていると、あとからあとから仕事が来るんだな。ところが、金がないと仕事も徹底的になくなってしまうんだ。金がある人というのは、黙っていても貯まっていくものだ。不思議なもんだよね」
岡野雅行
「まわりにいる、ついている人間をよく見てみな。何か見えてこないかい? 律義さ、熱っぽさ、粘り強さ、なんだっていいんだよ。いいなと感じたところは、その人が持っている世渡り力だ。ありがたく勉強させていただいちゃえばいい。まんま真似したっていいんだ」
岡野雅行