「つる草は ひょろひょろしながら いのちのままに つるのばす」
榎本栄一
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「つる草は ひょろひょろしながら いのちのままに つるのばす」
榎本栄一
「ながい道あるいて 自分の無才無力が ようやくわかりました もう力まずに あるけそうです」
榎本栄一
「大根はいいな 味がないようで 味があり 私はこの年になって まだ大根の味が だせないようだ」
榎本栄一
「一寸先は闇という よくみれば その闇は私の中にある ときには 月ものぼるが」
榎本栄一
「この朝のわかめ 海からここへくるまでに いくにんの手がはたらいたか ひとからひとへと」
榎本栄一
「何ごとがおきようとも ここに いのちいただく限り 道はひらける」
榎本栄一
「としをとることも喜びだ 今までわからなかったことが 少しずつわかってくるから」
榎本栄一
「私という柿 熟するのは 私の 死後になりそうだな 何しろ この柿 熟するのに まだながい年月が かかるので」
榎本栄一
「やはりこの草むらが 私にいちばんふさわしい ここで 天日(てんじつ)さまを仰ぎ 虫の修行 つづけます」
榎本栄一
「なんでもないことだが 私のぐるりを ただ あたたかく 見るだけ ひとつこの修行を してみよう」
榎本栄一
「業(ごう)を 背負い ここまできたが これからは 業に背負われ 最後の旅をつづけます」
榎本栄一
「わが行く手が暗くなるにつれ 自分の思い上がりが みえはじめ しんしんとみえはじめ」
榎本栄一