「大将は大工の棟梁として、天下の法や規範をわきまえ、その国の利非・曲直を正し、その家の秩序を保つこと、まさに棟梁の道である。大工の棟梁は堂塔伽藍の寸法を覚え、宮殿や楼閣の設計図を理解し、職人たちをつかって家々を建てる。これは大工の棟梁も武家の棟梁も同じことである」
宮本武蔵
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「大将は大工の棟梁として、天下の法や規範をわきまえ、その国の利非・曲直を正し、その家の秩序を保つこと、まさに棟梁の道である。大工の棟梁は堂塔伽藍の寸法を覚え、宮殿や楼閣の設計図を理解し、職人たちをつかって家々を建てる。これは大工の棟梁も武家の棟梁も同じことである」
宮本武蔵
「日々にその道に励んでも、心が本道に背けば、自分ではよい道と思っていても、正しい道からみれば実の道ではない。実の道を究めなければ、少しの心のゆがみにつれて、後には大きくゆがむものである」
宮本武蔵
「馬は強く反応して、癖のないことが大事である。総じて武道具に関しては、馬もほどほどによく歩き、刀・脇差もほどよく切れ、槍・長刀(なぎなた)もたいがい刺し通り、弓・鉄炮も過度に強い破壊力はないほうがよい。武器そのほか好みが偏ってはいけない。余るのは足りないのと同じこと。人まねをせず、自分の身に応じ、武器は自分の手に合うようでなければならない」
宮本武蔵
「ものごとにはそれぞれ拍子というものがあるが、とりわけ兵法の拍子は鍛練なくしては会得できないものである」
宮本武蔵
「書物を読むばかりでは兵法の道に達することはできない。この書に書き付けたことを、自分自身のこととして、ただ書物を見るとか、習うとか思わず、物真似をするというのではなく、すなわち、自身の心の中から見出した道理とするよう、常にその身になって、よくよく工夫しなければならない」
宮本武蔵
「兵法の智恵は、とりわけ稽古と実戦では違う。戦場では、万事あわただしいときであっても、兵法の道理を極め平静な心が保てるよう、よくよく吟味しなければならない」
宮本武蔵
「一対一の戦いにおいても敵の流派を見分け、相手の強弱や性格を見分け、敵の気持ちと違うことをしかけ、敵の戦意や調子の高低を知り、その間の拍子をよく知って、先手をかけることが肝要である。それぞれの景気(状況)というものは、自分の智力が強ければ必ず見えるものである」
宮本武蔵
「「崩れ」ということはなにごとにもあるものである。その家が崩れる、身が崩れる、敵が崩れるというのも、時機にあたり、拍子違いになって崩れるのである。合戦においても敵が崩れる拍子をとらえて、その機を逃がさないように追い立てることが肝要である。崩れるときの呼吸を逃せば、敵が立ち直ることがあろう」
宮本武蔵
「自分が敵になり替わって考えよ。世の中を見ると、盗みなどをして家の中に立てこもったような者でも、敵は強いもののように思いこむものである。しかし、敵の身になって考えてみれば、世の中の人をみな相手として、逃げ込んでどうしようもない気持ちである。立てこもつたものはキジであり、討ち果たしにくる人はタカである。よくよく工夫すべきである」
宮本武蔵
「合戦にしても、敵といえば強いものと思い込んで、慎重になるものである。しかし、自分は常に有能な軍勢を率い、兵法の道理をよく知って、勝ち方をよく承知していれば、心配することはない」
宮本武蔵
「「四手を離す」とは、敵も自分も同じ気持ちで張り合う状態になっては、戦いは決着がつかないということである。張り合う状態になると思ったら、すぐに戦法を変え、別の手段で勝つことを知るのである」
宮本武蔵
「「陰を動かす」というのは、敵の心が読みとれないときの方法である。合戦においても、どうにも敵の勢力や動きなどが見分けられないときは、自分の方から強くしかけるように見せかけて、敵の戦略を見るものである。敵の手の内を知れば、格段に有利になり勝利が得やすくなるものである」
宮本武蔵