「人がうれしかったりした時に、泣くことが多いわね。悔しい、悲しい、で泣いたことはないわね。「なんてすてきなことを言うんだ」っていう時に泣けてくるね」
樹木希林
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「人がうれしかったりした時に、泣くことが多いわね。悔しい、悲しい、で泣いたことはないわね。「なんてすてきなことを言うんだ」っていう時に泣けてくるね」
樹木希林
「お金ってもう使わないから。使う必要がなくなっちゃったから。自由になるくらいの生活できますけど、何にもしたいものないですね」
樹木希林
「(全身ガンに侵された後)この肉体も借り物だから」
樹木希林
「本当は本来、女のもっているタチ(性質)、男がもっているタチがあると思うのね。女が美しくなる適性、男が見事になる適性ってあると思うの。そこをとっぱらっちゃって、どうでも生きられる時代なのかな」
樹木希林
「「あの結婚はすぐにだめになる」って言われていて。そうすると私はあまのじゃくだから、「そうですかね」と。今となると、内田さんの方が気の毒だと思う。変なのにひっかかっちゃったな、って。私が親だったらそう思う」
樹木希林
「今の時代は型がなくても生きていける状態になった。でも死ぬ時に気づいて振り返ったときに、「あらーっ」て思うんじゃないかな、とも思うの。でも私はそういうふうにしては死ねないな、というのがある」
樹木希林
「どれだけ人間が生まれて、合わない環境であっても、そこで出会うものがすべて必然なんだと思って、受け取り方を変えていく。そうすると成熟していくような気がするのよね。それで死に向かっていくのだろうと思う。でも人間ってだらしないから、あんまりいい奥さん、あんまりいい旦那さん、いい子供で楽だと、成熟する暇がないっていうか」
樹木希林
「「病名は?」って医者に聞いたのよ。「いろんながんがあるけど、私の今の病名は何ですか」って聞いたら「全身ががんですよ」って言うのよ。「え、あ、私、全身ががんなんですね」って。そういうことなの。別に衝撃的でもなんでもないわけ。どこに出てもおかしくないがんなわけです」
樹木希林
「今は仕事のブッキングも全部、自分でやっています。そうじゃないと、人の人生までブッキングしちゃうからさ。がんを持病として持っているし。そういう身体であるということがすごく歯止めになっている」
樹木希林
「「自由」っていうと格好が良すぎるけど、「責任がない、勝手」ていう感じかな。この作品の責任を取ろうと思うととても大変なんだけど、責任を取ろうと思わないから、すごく勝手なの。それが結果的に自由に見えるのかも。「予定調和にならない」というところは、私の生きてきた環境、出会いがそうしたのかな」
樹木希林
「女優、俳優っていうのをこーんなにやっているとは思わなかった。なんかね1年間勤務しようというような感じ。大学も行かないし、専門学校も行かなかったし」
樹木希林
「この年になると、がんだけじゃなくていろんな病気にかかりますし、不自由になります。〜中略〜 でもね、それでいいの。こうやって人間は自分の不自由さに仕えて成熟していくんです。若くても不自由なことはたくさんあると思います。それは自分のことだけではなく、他人だったり、ときにはわが子だったりもします。でも、その不自由さを何とかしようとするんじゃなくて、不自由なまま、おもしろがっていく。それが大事なんじゃないかと思うんです」
樹木希林