人間関係で苦労したり、大切な人を失うことにより、頭ではどうにもならずこの身が「どうにかしたい」と訴えてくるのです

川村妙慶

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やってしまったこと、やれなかったこと。この2つは「ご緑が整わなかった」だけなのです。それだけなのです。過去や出来事に引きすられているから辛いのです
煩悩の中でも特に「怒り」「愚痴」「貪欲」の三毒は、臨終まで燃えさかり消火できません。むしろ、人が抱えている煩悩を阿弥陀さまは見抜いておられ、大悲(だいひ=大きな慈悲)のお心で私たちを包み、お浄土に生まれさせてくださいます。死後のことは心配しなくてもいいのです
生けるものは全て生まれては死に、「命」のバトンを受けてきました。身内だけが大切な子供ではありません。全ての命は繋がっています
親鸞聖人は「一切の有情は、みなもって世々生々の父母兄弟なり」とおっしゃいました。この私は父母だけから生まれたわけではなく、父母を育ててくれた全ての人々にも目を向けようとおっしゃったのです
子供は作るものではなく「預かりもの」です。仏様から大切な命を預からせていただいているだけなのです
伴侶の「伴」という字は人が半分と書きます。同等の役割があり、それぞれできないことを補う関係を持つということです
過去だけでもない、未来を当てにすることでもない。今のあなたをそのまま受け取り、大切にして生きていきましょう
今の出会いに動かされ行動できたということが正直な気持ちであり、事実なのです。あなたの「いのちのかけがえのなさ」を大切にしてください
できるだけマイナスイメージのものは見ないようにするのが私たちです。けれど、見ないようにしたからといって、「老」「病」「死」が消えるわけではありません。大事なのは、「老」「病」「死」を憎んだり、遠ざけることではありません。「老」「病」「死」のある人生をどう生きるか、問題を抱えている人生をどう生きるかということです
私たちはこの世に生を受けました。ということは必ず老い、病み、死ぬのです。これは誰もまぬがれることのできない、いのちの事実です

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