青年、鋭気に任せて成功を急ぐべからず。

伊庭貞剛

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自分一代でできねば二代、三代かけてやるくらいの決心で人事をつくすなら、成功は天地の理法として自然と来るものである。
なにごともゆっくりやりなされ。トントン拍子に出世すると、せっかくの出世の芯が思わぬところで止まってしまう。
青年は鋭気に任せて成功を急いではならぬ。いまの時勢は順序を履(ふ)んで進むものでなければ、決して成功しない。急ぐと無理・・
因縁(いんねん)とは、まことに妙なものだ。因縁のある金は、いくら掃きだすようにしても入ってくる。因縁がなければ、腹にく・・
事業の進歩に最も害をなすものは、青年の過失ではなくて、老人の跋扈(ばっこ)である。
仕事のうちで一番大切なことは、後継者を得ることと、後継者に仕事を引き継がしむる時期を選ぶことである。これがあらゆる仕事・・
金運はまことに妙なものじゃ。因縁(いんねん)のある金はいくら掃き出すようにしていても這入(はい)ってくる。因縁がなけれ・・
友とは憎み合った時のことを考えてつき合え、敵とは愛し合ったときのことを考えてつき合え。
言葉は八分(はちぶ)でとどめて、あとの二分(にぶ)は、むこうで考えさせるがよい。わかる者には云(い)わずともわかるが、・・
人というものは、才能を信頼してやれば、その信頼に応えようと、全智全能を発揮するものだ。

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