「昔、大嫌いだったのは浅草のことを書いた小説だ。浅草に住んでも居ない人間が、ちょいとのぞきにきて、自分はインテリ、浅草は庶民、そんなふうな顔をしてどこか遠くの自分の家に帰っていく。ああいう小説は許しがたいと思っていた」
色川武大の他の名言
「君にとって家庭とは何か、と問われたら、自分の根のようなものだ、と、答えるでしょう。自分の根のようなものになっていて、どうやっても根以外のものにはなりえないものだ、というふうに」
「例外にひるまず、どんな例外にも身体が反射的についていくことができるかどうか」
「いつでもなかなか醒めている連中がいて、ババ抜きゲームを興趣ゆたかに盛大にさせ、自分たちはいつのまにかあがって、ババを敗者たちに残していく。株では、今までいつも大衆がこの役割をさせられてきた」
「比較的健康な時代は、物の値打ちと人の概念が、わりにひっついているものだ」
「現代社会は年齢相応にやるように規制されている観があるが、その眼から見ると、私などはおっちょこちょいの軽薄男で、わけのわからぬお化けみたいな存在だろう。いいじゃないか。どうせ皆、みっともないのだ。お化けを自認する度胸があれば、それもまた楽しい」
「不気味なものというものはやはりこの世にあるのであり、それどころか、人間が本当に生きようとすると、恰好が整わなくなって化け物のようにならざるを得ない。大仰であろうか」
「誰だって、この世に一ヶ所ぐらい思いどおりになるところがあっていい」
「私はおのれ自身を苦笑することをだんだん本格的に覚えて、劣等生として微塵も揺るがなかった」
「才能で世間に出、それで自立している人は、まず自分の才分が世間とフィットしている偶然を喜ぶべきで、世間が何の関心も示さない部分、或いは、金銭を払うほどのことはない部分に、天賦の才がある人が居る」
「他の皆は、ずうっと先を歩いているんだ。自分だけ失敗して、何の実りもなしにうろうろしている。この先逆転のチャンスもない。そういう答えに直面しながら、この先長いこと耐えて健康に長生きしろって、そんなことは強制できない」
関連する名言
「あいつにとって代わってやろう。」
— 項羽
「文字など、自分の名前が書ければ十分だ。剣も一人を相手にするだけで学ぶに足りない。学ぶなら万人を相手にする術を学びたい。」
— 項羽
「天が私を滅ぼすのだ。どうして渡る必要があろうか。」
— 項羽
「天が私を滅ぼすのであって、戦の罪ではない。」
— 項羽
「富貴になって故郷に帰らないのは、錦を着て夜道を行くようなものだ。誰がそれを知ってくれようか。」
— 項羽
「たとえ江東の父兄が哀れんで私を王にしてくれたとしても、どの面下げて彼らに会えようか。」
— 項羽
「聞けば漢は我が首に千金と万戸の邑を懸けているという。お前に恩をくれてやろう。」
— 項羽
「力は山を抜き、気は世を蓋う。時に利あらず、騅逝かず。」
— 項羽
「君主たる者の道は、まず民を養うことを第一に考えなければならない。」
— 李世民
「民を損なって自分の身を養うのは、自分の股の肉を割いて腹を満たすようなもので、腹が満ちても身は滅びる。」
— 李世民