「ある朝、目を覚ました時、これはもうぐずぐずしてはいられない、と思ってしまったのだ。」
出典: 『深夜特急1 香港・マカオ』(新潮文庫)冒頭
「ある朝、目を覚ました時、これはもうぐずぐずしてはいられない、と思ってしまったのだ。」
「今日だけでなく、これから毎日、朝起きれば、さてこれからどうしよう、と考えて決めることができるのだ。それだけでも旅に出てきた甲斐があるように思えた。」
「日本にも、外国にしばらく滞在しただけでその国のすべてがわかったようなことを喋ったり書いたりする人がいる。日本人の異国論だけがその弊を免れているなどという保証はないのだ。」
「旅がもし本当に人生に似ているものなら、旅には旅の生涯というものがあるのかもしれない。人の一生に幼年期があり、少年期があり、青年期があり、壮年期があり、老年期があるように、長い旅にもそれに似た移り変わりがあるのかもしれない。」
「もし、この本を読んで旅に出たくなった人がいたら、そう、私も友情をもってささやかな挨拶を送りたい。恐れずに。しかし、気をつけて。」
「私の旅がいま壮年期に入っているのか、すでに老年期に入っているのかはわからない。しかし、いずれにしても、やがてこの旅にも終わりがくる。」
「私たちは、宇宙を貫くエネルギーの波の一部である。海のしずくが潮の動きを宿し運ぶのと、まったく同じように。」
— ジョン・バロウズ
「科学は、自然の多様性の底にひそむ統一を、私たちにますます明らかにしてくれる。」
— ジョン・バロウズ
「私たちは、あらゆる方向へ自由に考えることができるが、動ける方向はごくわずかしかない。」
— ジョン・バロウズ
「森の中のものはすべて森の一部であり、森の刻印を帯びている。海の中のものはすべて海の一部である。」
— ジョン・バロウズ
「ここにいることは良いことだ。そして、ここを去ることも、同じように良いことであるに違いない。」
— ジョン・バロウズ
「世界の恵みは、それを使うことのできるあらゆるものたちのためにある。」
— ジョン・バロウズ
「物理的自然には、無償のものは何ひとつない。等価の利得なき支出もなく、等価の支出なき利得もないのだ。」
— ジョン・ティンダル
「私たちは、自分自身に属するものを外なる自然へと投影してしまわぬよう、注意しなければならない。」
— ジョン・ティンダル
「想像力は科学者に必要である。しかし想像力は、理性と観察によって厳しく抑制されなければならない。」
— ジョン・ティンダル
「自然法則が混ざり合ったものは、いわば自然の「雑音」をなしている。この雑音をその構成要素へと解きほぐし、底に流れる音楽を聴き取ることこそ、科学者の天職である。」
— ジョン・ティンダル