「親に指図されて何かをする」ということは、この人生において一度もなかった

この国は島国だから、なかなか人間の本当の痛みは伝わってこない

人間的成功とは勝ち組になることではなく、自分の弱さ、愚かさをも認めて人間性を高めること

意志っていうのは、俺的にいうと腹のくくり方。死ぬ気で腹をくくる。死ぬ気はそれを決意するときは駆け引きなしっていうこと

連中の恨みもやがて過ぎ去り、独裁者らも死んでしまう。そして連中が人々から奪った力は、人々に戻される。そして連中が死んでしまう限り、自由が失われることは決してない

いのちって自分一人で生きてるんじゃなくて、誰かのために生きてたり、色んな思いがバトンとなって渡されて、あなたの いのちは誰かが願った いのちです

生きることを止める土壇場になって、生きることを始めるのでは、時すでに遅しではないか

サイゴンでは毎日のようにプラスチック爆弾が破裂して、大半は無告の民が死んで行くわけですね。キャバレーの女性のバラバラの肉体、血まみれの腸、目玉、太ももを忘れようとしても忘れられないけれども、いざ書こうとすると、道端のハイビスカスの花がどう揺れていたかがよみがえってくる

友情というものがある。一応常識では、人間相互の深い尊敬によってのみ成立し、永続するもののように説かれているが、年来ぼく・・

人間の肉体は人間の魂の最良の絵だ。

死に対する用心深さが死を恐ろしいものにし、死の接近を促進する

人生を味わうことと、人生を享楽することとは、似て大いに非なるものだ。前者は、努力の果てに、人生の意味を知ることであり、後者は単なる命の消費にすぎない