オリジナリティーがなかったら作品の価値がない

記憶って一つじゃないからさ、無尽蔵にある記憶が色々な形で合体したり、離反したりして一つの像が浮かぶわけだからさ、描いてるのは今だから、今の感覚も加味してる

戦争の記憶というのはそんな簡単に払拭できないもので、自分で意識してそういうテーマでやろうと思わなくてもそういうシーンが必ず出てきちゃうんですよね

本当はもっと達観して、老人になった方が楽なんだけど、なかなか楽になれないんだよね

戦争経験は“記憶のコラージュをするための引き出しにあるモチーフの一つに過ぎない

歳取るとね、世の中を達観しとか、段々人間が完成形に行くと言うけど、あれ嘘だよね。歳取ってもね、人間って全然完成もしないし、成長もしないね

母は僕が絵を描くことをずっと嫌がったんです

その人の人生が描けてなかったら面白いものは創れない

基本的にファッションブランドとの仕事は好き

自分の人生と切り離して、アートというものはない

好きなものを引用するという方法は昔からやっているから、１つひとつに“これはこうですという思い入れはない

毎日連続で夢を見ているときは、“面白い夢を見ることを自分に課すわけですから、想像を絶するモチーフが出てくる