「打明けて語りて 何か損(そん)をせしごとく思ひて 友とわかれぬ」
石川啄木
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「打明けて語りて 何か損(そん)をせしごとく思ひて 友とわかれぬ」
石川啄木
「うぬ惚(ぼ)るる友に 合槌(あひづち)うちてゐぬ 施与(ほどこし)をするごとき心に」
石川啄木
「わがこころ けふもひそかに泣かむとす 友みな己(おの)が道をあゆめり」
石川啄木
「白き蓮(はす)沼に咲くごとく かなしみが 酔ひのあひだにはっきりと浮く」
石川啄木
「こころよく 春のねむりをむさぼれる 目にやはらかき庭の草かな」
石川啄木
「同志よ、われの無言をとがむることなかれ。われは議論すること能(あた)はず、されど、われには何時にても起たつことを得る準・・」
石川啄木
「いつしかに 泣くといふこと忘れたる 我泣かしむる人のあらじか」
石川啄木
「ゆゑもなく海が見たくて 海に来ぬ こころ傷(いた)みてたへがたき日に」
石川啄木
「青空に消えゆく煙 さびしくも消えゆく煙 われにし似るか」
石川啄木
「何がなしに 息きれるまで駆け出してみたくなりたり 草原(くさはら)などを」
石川啄木
「さりげなく言ひし言葉は さりげなく君も聴きつらむ それだけのこと」
石川啄木
「よごれたる足袋(たび)穿(は)く時の 気味わるき思ひに似たる 思出(おもひで)もあり」
石川啄木