「兄弟であって、兄弟以上の存在。語らなくても、目が合えば分かる唯一の仲です」
貴乃花光司
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「兄弟であって、兄弟以上の存在。語らなくても、目が合えば分かる唯一の仲です」
貴乃花光司
「やはり自分には実感として相撲界は縁の下の力持ちである女性に支えられてきたという思いがあるんです。おかみ業なんていうのはその最たるものです。弟子たちの身の回りの世話、お金の管理、食材の買い出しなど、おかみがいるからこそ男たちは相撲に集中することができます」
貴乃花光司
「土俵の上が本当に魅力的な場になるためは、あべこべに聞こえるかもしれませんが、どれだけ土俵の外で相撲道の在り方を体現できているかが重要なんです」
貴乃花光司
「競技が終わったら出番はおしまいというものではありません。勝っても負けても相手を敬おうとする姿勢であったり、目上の者に対して礼儀正しく振る舞う礼節であったり、相撲には日本人として誇るべき美しい作法やしきたりが多く残されています。力士はそれを担っているという自覚を持たなきゃいけないし、また、地域の人と交流を持ってそういう文化を普及させていこうという姿勢をもたなければならないと思います」
貴乃花光司
「私は本当に多くの人に支えられて相撲を取ってきました。おかみさんをはじめ、力士を陰ながら支援をしてくださる数々の女性、土俵を仕切る行司や力士の結髪をする床山といった裏方の方々、ともに切磋琢磨し合った仲間達、そして相撲を愛して我々を応援してくださる多くのお客さん。それらの人々の後押しがなければ、現役時代の過酷な稽古を乗り切れたかどうか」
貴乃花光司
「歴史上に名を残している人物は圧倒的に男性が多いですが、それらの偉人だって必ず女性に支えられていたはずですよ。そもそも女性の命がけの営みがなければ、我々男性はこの世に生まれてくることもないのですから」
貴乃花光司
「大相撲という世界があったから、私はこの世に生を受けた意味があった」
貴乃花光司
「相撲はほかのスポーツとは位置づけが異なりますからね。相撲は競技であると同時に日本の文化でもあります。つまり我々は文化の守り人だと思うのです」
貴乃花光司
「幸せをもたらすうえで根っこにあるのは、土俵でお客さんをどれだけ魅了できるかです。さらには魅了を超えて、感動させることができるかどうか。それは、簡単に勝負が決まらない粘り腰の相撲であったり、事態を一瞬にして打開する鮮やかな技の応酬であったり、お客さんを会場まで足を運ばせるのは、結局そういった相撲そのものが本来もっている魅力だと思います」
貴乃花光司
「自分のためではなく、人のために生涯を過ごすことがやはり日本人の幸せであるし、そこに一貫性を持つことは相撲界が公益性をもって生き残るうえでも大事だと思っています」
貴乃花光司
「相撲界をやめたあとも活躍できれば、関取や親方になれなかったけれども相撲界で学んだことで成功していると、感謝の気持ちを持ってもらえると思います。これは相撲協会の公益法人としての一大事業ですね」
貴乃花光司
「自分さえいい思いをすればいいというのは苦手です。「武士は食わねど高楊枝」という言葉がありますが、相撲界には残しておきたい言葉です。相撲界は地位が上の者から食べますが、私の部屋では兄弟子たちに一番弱い立場の後輩に目を配れと言っています。体をつくらなければいけないわけですから」
貴乃花光司