「市民ランナーはいろいろな指導本を参考にしたり、市民ランナー同士で情報交換したりしながら切磋琢磨せっさたくましています。そういった層の厚みが増して、全体のレベルアップにつながることに大きな意味があると思います」
高橋尚子
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「市民ランナーはいろいろな指導本を参考にしたり、市民ランナー同士で情報交換したりしながら切磋琢磨せっさたくましています。そういった層の厚みが増して、全体のレベルアップにつながることに大きな意味があると思います」
高橋尚子
「実業団選手に厳しいことを言うと、マッサージを受けたり、食事を作ってもらったりして、陸上競技を生活の中心に置いている以上は、市民ランナーに負けないくらいがんばってもらいたいです」
高橋尚子
「女子に限らず、走ることに集中できている実業団選手って、ごく少数しかいません。実業団選手の7、8割は仕事をしながら走っています。走ることで就職したのは確かですが、働いていないわけではないんです。もちろん、走ることでお金を得ているという意味ではプロですが、走る環境面で、ここまではプロで、ここからは市民ランナーという線引きは難しいです」
高橋尚子
「『お前は上り坂に弱い』とずっと言われていて、『下りは得意だから、下りは誰にも負けないようにしよう』とがんばっていたら、いつの間にか、小出監督に『お前は上りがうまいな』と言われて、びっくりした覚えがあります。自分で弱いと思っているだけで、納得できる走りができれば克服できると思います」
高橋尚子
「(高橋尚子杯 ぎふ清流マラソンについて)引退して、ようやく少しでも地元に恩返しができる機会ができたかな。現役の時代から陸連の方に『高橋尚子杯をやろう。ジュニアも育成しよう』と言っていただいて、何か形に残すことができたらいいと思っていました。それにプラスして、マラソン大会はこんなに楽しいということをみんなに知ってもらいたかったんです」
高橋尚子
「(シドニーオリンピックでの「すごく楽しい42キロでした」の発言について)あの時代はまだマラソンが楽しいと言われる時代ではなかったんですが、みんなに伝えたかったんです。見るスポーツだったマラソンが、今こうして誰でも楽しめるスポーツだと共感できる人が増えたことはすごくうれしいです」
高橋尚子
「1日の変化としては、0.00・・1度くらいの角度しか変わらなくても、毎日続けることで到達点はぜんぜん違ってくるんです」
高橋尚子
「実は私自身、シドニーオリンピックを終えて、小出監督にプロになるぞと言われたとき、正直なところ、すごく嫌でした。プロになれば、テレビに出たり、他の仕事をしたりして練習時間が減ってしまうからです。私は弱い選手なので、たとえオリンピックで勝っても、数日休んだらみんなについていけなくなるんじゃないかって不安だったんです。もともと中学、高校、大学と選手としては弱くて、努力で成り立っていたから、努力が減る、力が落ちる、みんなに置いていかれるというのが心配でした」
高橋尚子
「子どもたちの数が減っているのも現実です。野球やサッカーに優秀な子を取られてしまっているのもあります。現に、マラソンを始める子が増えたかというと、そうでもないですね」
高橋尚子
「今、市民ランナーの数は増えています。皇居の周りを1日5000人くらいの人が走っているとも言われています。それだけトップランナーの気持ちを分かってくれる人が増えたわけです。それなのにヒーロー、ヒロインが出てこないというのは、もったいないことです。せっかくブームが来ているわけですから、ブームに乗っかるような人が出てこないといけません」
高橋尚子
「人への感謝の気持ちも、自分の力になる」
高橋尚子
「(陸上部の監督がよく選手に贈る言葉、高橋選手の座右の銘)何も咲かない寒い日は、下へ下へと根をのばせ。やがて大きな花が咲く」
高橋尚子