「自分の思いや考えを本という形で提示できるようになったことが、心の安定を保つ上で大いにプラスになりました」
坂東眞理子
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「自分の思いや考えを本という形で提示できるようになったことが、心の安定を保つ上で大いにプラスになりました」
坂東眞理子
「公務員をしながら執筆を続けることには「本業がおろそかになっていないか」といった批判もありました。それだけに本業の仕事は集中して行う術を身に付けてきました。内閣府男女共同参画局長まで務めさせていただき、本の執筆はリスクを補って余りあるメリットがあったと確信しています」
坂東眞理子
「女性活躍への期待が高まっていますが「男性と同じように働けます」という働き方は女性にお勧めできません。自分だから、女性だからできることを考え抜く。闘争ではなく、協力する。奪い取るのではなく育て上げる。新しいリーダーシップの形を私自身、これからも追求していくつもりです」
坂東眞理子
「敬語は訓練によって身につけていくしか方法がありません。職場には敬語に詳しい人がいるものです。その人の言葉遣いを真似てみたり、書いたものをチェックしてもらうなど、「人みな、わが師」の気持ちで教えを請うことはとても大切だと思います」
坂東眞理子
「ビジネス文書には明確な目的があります。その目的を達するために何を伝えるのか、書きはじめる前にポイントを整理しておくことが大切です。ときどき主語と述語が一貫しない文章を見かけることがありますが、書きたい要素を整理せず、考えのおもむくまま、いきなり書きはじめることが原因だと思います」
坂東眞理子
「ビジネス文書は文学作品ではないのですから、名文、美文である必要はありません。身についていない難しい言葉を使うのは、かえって見苦しいものです。意思の疎通を図るために、きちんとした日本語をツールとして使いこなせているかどうかがポイントになります」
坂東眞理子
「スピーチを上達させるには、スピーチを聞くことが大切なように、文章を上達させるには文章を読むことです。本や新聞を読み、知らない言葉があれば意味を調べ、できればメモをする習慣をつけたいものです」
坂東眞理子
「語学の勉強にも通じることですが、ボキャブラリーを増やすなら、まず自分の専門分野から掘り下げていくことです」
坂東眞理子
「言語感覚やコミュニケーション能力は同じ価値観を共有する人とだけでなく、さまざまな価値観を持った人とコミュニケーションせざるを得ない経験を積み重ねていく中で養われます」
坂東眞理子
「女性にとって10年、20年先のキャリアパスを描くことは難しいことかもしれません。結婚や出産のタイミングも自分一人では決められないものです。こういった厳しい経済環境では、なおさら難しいと感じるでしょう。でも、だからこそ夢を描いてほしいと思います」
坂東眞理子
「女性はとくに短期的な視点で物事を捉えがちです。その原因の一つは、女性たち自身の中にある「女性は若くて可愛いほうが価値があり、歳を重ねると煙たがられる」という思い込みです。そのため、若いうちに周りに認められなくてはというプレッシャーが男性以上に強いのです」
坂東眞理子
「メンター(師)を見つけるのは簡単ではありません。直属の上司だと利害関係があるでしょうし、他部門の先輩には相談しにくいものです。たとえば元上司なら、かつてのあなたの仕事ぶりを見ていますから、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。その意味でも、元の上司や同僚とのネットワークを維持することは大切です。年賀状を送る、異動のときに挨拶をするという程度で構いません。他の組織にまたがった、緩やかなソフトネットワークの方が何かのときに役立つことが多いものです」
坂東眞理子