「就職活動のとき、友人に「あなたは何になりたいの?」と聞かれて、無意識に出たのが「字幕の翻訳をやりたい」いう答えでした」
戸田奈津子
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「就職活動のとき、友人に「あなたは何になりたいの?」と聞かれて、無意識に出たのが「字幕の翻訳をやりたい」いう答えでした」
戸田奈津子
「高校生の頃は、おこづかいを切り詰めて映画館に通いました。新作の映画なんて当時の学生にとっては高嶺の花でしたから、3本や4本立てで100円とか、50円で観られる名画座によく行きましたね。大学生になってからは、友達に授業の代返をお願いして映画を観に行っていました」
戸田奈津子
「子どもの頃は本の虫でした。とにかく物語の世界が好きだったんです。本を読んだという経験が今の私の財産になっていると思っています」
戸田奈津子
「人生は1回しかないんだから、いやいや仕事をすることほどバカげた人生はないと思うんです。自分が好きなことをやる。しかも職業としてそれができたら最高だと思う」
戸田奈津子
「おかげさまで本当に長い間、たくさんの作品の翻訳をやりましたね。やめたいなんて思ったことは一度もないし、いつも楽しかった」
戸田奈津子
「字幕翻訳者になることをあきらめられなかったのは、映画が好きで、字幕翻訳が私にあっているという直感があったからです。その確信は絶対に揺るぎませんでした」
戸田奈津子
「うまい字幕というのは、最後まで字を読んだという意識を観客に抱かせないもの。もし字幕に意識がいくなら、それは字幕が下手なの。だから、字幕をやって「どうだ、うまいだろう!」と思うことはないですね」
戸田奈津子
「まるで旅をするように、それぞれが個性豊かな映画の世界を散策できる。字幕という仕事は、それがいちばんの魅力です」
戸田奈津子
「「もっと別な生き方があったんじゃないか」と、後悔の気持ちを抱いたことは1度もありません。なぜなら、「好きなことをやる」ことが、私の求めるいちばんの幸せだったからです」
戸田奈津子
「妥協するといつか後悔するだろうという予感がありました。それよりは、たとえ無に賭けるようなものでも、自分の選んだ道を進みたい。この世の中、飢え死にすることはないんだから、自分のやりたいことを貫こう。30歳を目前に控えた私の胸にあったのは、ただその決意だけでした」
戸田奈津子
「視聴覚教育などいうことばもない時代で、聞いたり話したりする訓練はゼロ。最初は映画を見ていて「サンキュー」の一言が聞きとれてもうれしい、という情けない耳でした。それがふた言になり、三言になり・・・・好きなスターの言っているセリフを、もっと聞き取りたいという映画ファンとしての気持ちが、英語を勉強する励みにつながっていったのだと思います」
戸田奈津子
「映画字幕は翻訳ではない」
戸田奈津子