「空理の際、家族を見捨てたことである。・・・・一度も後をふりかえらず、山の横穴式防空壕へ入っても、ただ自分の身の安全をはかり考え、両親の安否にいささかも思いはせなかったことを思うと、僕はうしろめたい気がする」
野坂昭如の他の名言
「(日本が敗戦によって「たった1日で平和国家」に生まれ変わったことと)同じく、たった1日で、その平和とやらを守るという名目で、軍事国家、つまり戦争をすることにだってなりかねない」
「この国に、戦前がひたひたと迫っていることは確かだろう」
「ぼくの神戸を見る目は、神戸感傷旅行みたいな感じが強くてね、ある意味では、パリよりももっと旅行者的にしか、神戸を見てないかもしれないんです」
「ぼくのあの程度(自衛隊の重火器などを指す)のものは、持っても無意味であると考えるんです」
「いまの自衛隊なんて、外国との軍事力と比較の上で考えると、あってなきにひとしい。軍備なんて中途半端なことをやったってしょうがないんで、極端なことをいえば、なくしてしまうか、核装備をするか。イチかバチかという日本人的発想かもわからないけれども、むかし軍国少年だったぼくは、そう考えるんです」
「少しは戦争を知っている。飢えも心得ている。あんな馬鹿げたことを、繰り返してはいけない。戦争の愚かしさを伝える義務がある。あれこれあがいた結果、書くことが残った」
「「火垂るの墓」を書くことで、戦争を伝えられるとは思っていなかったし、それは今も同じ。ぼくは未だに自分が小説家なのかどうか、あやふや」
「ある日、それまでの生活が断絶された。家族も家も学校も、ぼくの場合、昭和二十年六月五日を境に消えた。混乱しているゆとりもない。今日生きていくのが精一杯。闇市をうろついた。一面の焼け野原から、ぼくらのすべては始まる」
「よく、戦前派、戦中派、戦後派といわれるが、ぼくはどこにもあてはまらない。焼け跡から始まっているのだ」
「戦争で、最もひどい目に遭うのは、子供たちだ」
関連する名言
「悪を生み出すのに必要なのは、怠慢だけである。」
— チャールズ・スポルジョン
「聴衆よ、ささいな遅れや、ほんの少しの先送りにこそ気をつけなさい。」
— チャールズ・スポルジョン
「折にかなって祈る人こそ、あらゆる折に祈る可能性が最も高い人である。」
— チャールズ・スポルジョン
「荒れ地を開墾するために働かない教会は、やがて自らが荒れ地となる。」
— チャールズ・スポルジョン
「この時から、私はその廃止を成し遂げるまでは決して休まないと決意した。」
— ウィリアム・ウィルバーフォース
「これほど多くの悲惨がこれほど狭い場所に凝縮されている――それは、人間の想像力がこれまで思い描いたいかなるものをも超えている。」
— ウィリアム・ウィルバーフォース
「死者の数がそれ自体を物語っており、あらゆる調査を不要にしている。」
— ウィリアム・ウィルバーフォース
「私が訴えるのは彼らの感情ではない。求めるのはただ、冷静で公平な理性だけである。」
— ウィリアム・ウィルバーフォース
「私たちは、このような光景を思い描くことに、どうして耐えられようか。」
— ウィリアム・ウィルバーフォース
「キリスト教は、世の道徳の水準を、異教世界でかつて見られたものよりもはるかに高く引き上げた。」
— ウィリアム・ウィルバーフォース