「外国ではロアルド・ダールとかジョン・コリアとかそれ以前にサキっていう人がいるけれど、ヘンな短篇書くんですよね。寡作な人たちで、でも書くものはすごい。年に2篇か3篇短いものを書いて人をあっと驚かせて・・それだと食っていけないわけですよ。そんな作家にでもなれればいいなあと思っていた」
筒井康隆の他の名言
「もうちょっとぼけてきたら面白くなるよ〜。主人公がぼけてんのか作者がぼけてんのかよくわからんと、読者がハラハラして(笑)。作者もよくわかってなくて。これから何が出てくるか楽しみにしてるんです。また、楽しくなってきてるところはありますねえ」
「いろいろな流れ、流派があるけれど、鴎外と漱石は別格ですね。あの人たちは、それぞれ別個にやっていて、それぞれ別格」
「今の僕が思っているのはむしろ未来より過去。「筒井康隆が、昭和初期に戻って、こういう作品を発表したらどう思われるのか」。新しいと思われるのか、メチャクチャだと思われるのか、若書きだと評価されるのか。そこに興味がありますね。谷崎潤一郎が、森鴎外が、夏目漱石が読んだらどう思うかとかね」
「『虚人たち』を書いた頃には、僕は人気作家になっていました。だから、人気作家でちょっと変わったものを書いたほうが売れるし、名も上がる。そういう時代でした。結局、難しいものを筒井康隆のブランドで売ったようなところがあってね。これ、非常に資本主義的だなと思ったことがある」
「昔の小説はむしろ、約束事ばかりです。約束事がどんなものかを知らないことには、それを破ることもできない。だから約束事は知っておいたほうがいい。新しいことをしようとただ思っているだけではめちゃくちゃになってしまうんでね」
「(「時をかける少女」について)どれだけ自分が子どもっぽく、大人の目から見てバカになれるかってことをやってきたから、書ける自信があった」
「ラノベを一冊だけ書いたのは、それはもう金儲けのためですけど」
「老齢を口実にして、半ばボケてると思わせるようなね、そういう小説を書けたらいいなと思いますね」
「僕と同世代の作家たち、小松左京、星新一、半村良・・・・、SF第一世代?全滅ですよね。自分だけ生き残ってる。「お前一人勝ち」という囁き声が聞こえるような。嫌な感じでね。亡くなったほかの作家に触れているのは哀悼の意味もある」
「ストレスがあるっていうのが、人間には一番の病気の原因ですね。ストレスがあると人間いっぺんに老けますよ。だから私はバカなことばかり考えて、ストレスのない生活を送っております」
関連する名言
「私は宿命的に放浪者である。私は古里を持たない。」
— 林芙美子
「故郷に入れられなかった両親を持つ私は、したがって旅が古里であった。」
— 林芙美子
「ああ生きる事がこんなにむずかしいものならば、いっそ乞食にでもなって、いろんな土地土地を流浪して歩いたら面白いだろうと思う。」
— 林芙美子
「働くと云う事を辛いと思った事は一度もないけれど、今日こそ安息がほしいと思う。」
— 林芙美子
「旅と云うものはおそろしいようでいて肩のはらないものだ。」
— 林芙美子
「あの濁った都会の片隅で疲れているよりも、こんなにさっぱりした海の上で、自由にのびのびと息を吸える事は、ああやっぱり生きている事もいいものだと思う。」
— 林芙美子
「長いあいだ、自分に対しては一つの顔を、世間に対してはもう一つの顔を使い分けていれば、ついにはどちらが本当の顔なのか分からなくならずにはいられない。」
— ナサニエル・ホーソーン
「真実であれ! 真実であれ! 真実であれ! たとえ自分の最悪の部分でなくとも、せめてそこから最悪を推し量れるような何かを、世間にありのまま示せ!」
— ナサニエル・ホーソーン
「緋文字は、ほかの女たちが足を踏み入れようとしない領域への通行証だった。恥、絶望、孤独! それらが彼女の教師であり、厳しく荒々しいその教えは彼女を強くしたが、多くの誤りも教えた。」
— ナサニエル・ホーソーン
「彼女は、自由を感じて初めて、その重荷の重さを知ったのだった。」
— ナサニエル・ホーソーン