名言大学

経営者は視野が狭くなるんですよ。
「これしかない」と思ってやっていますから。
そこで社外取締役は、
経営者が気付かない切り口で、
視野を広めてくれる。
取締役会が社内の人間だけだと、......

これだけ成熟した市場になれば、
もっと「サービスを通じてモノを売る」ということを考える必要があります。
誤解されがちですが、
サービス業はモノを売っているんです。
介護とか医療とか、
サービスそのものの付加価値だけじゃありません。......

規模で言えば、
最大手のセブンイレブンに当社は離されている。
我々はイノベーションで勝つしかない。
そのために最も重要なのが「現場力」です

経済団体の会合に出ていたら、
様々な経営者が政府に対して「ああしてくれ、
こうしてくれ」と要望を出していました。
それに違和感があったんです。
国に対していろいろ言うけど、
果たして当社のような民間企業は何をやってきたのかと。......

日本の良さというのはやはり人しかない。
これはバランスシートに載らない資産だけれども、
その「見えない価値」を社会に対しても株主に対してもアピールしていかなくてはならない

現在のローソンは健全な議論が生まれない固い土のようなもの。
よく耕された土が無ければ、
よい作物(商品)は育たない。
私の最初の仕事はこの土に鍬を入れること

ベンチャー企業の活動を促すには規制緩和が必要になります。
規制緩和は新しい雇用を創るためならどんどんしなければならない。
それが決まることで「この分野には間違いなく投資が起きる」という確信が生まれます。
そうして初めて成熟産業から成長産業へと社会資本が動き、
経済のダイナミズムが生まれ、
本当の意味で賃金が上がるのではないでしょうか

「コンビニはこういうもの」という既成概念と戦い、
アメーバのように常に様々なものを取り込んで変わっていく必要があります

規制改革が進むと、
これまで縦割りだったいろいろな業界の垣根が崩れます。
我々に近いところで言えば、
ドラッグストア、
調剤薬局、
スーパーなどでしょうか。......

昨年、
当社(ローソン)が「健康」を新しいキャッチフレーズとして打ち出したのは、
幅広い層の人に関係する事柄だからです。
女性はこれからもっと働く。
料理に時間が割けない人に、
どうやって簡便で安心な食材、......

適正な競争を促すための仕組みを用意するのは政府の役割ですが、
実行は各企業に任されているということだけは忘れてはならない。
政府はチャンスを与えるだけ。
それをどのように活用するかは、
民に委ねられています。
今、......

農家の皆さんが自分たちの価値に気づいていないところはありますね。
ローソンは出資する農業生産法人の運営で、
農家の皆さんとのお付き合いが増えました。
そのなかで、
うちの社員が地元の浅漬けを食べさせてもらう機会があった。
これがびっくりするほど美味しいんです。......

経営者は「短期」的な収益を求めるマーケットから常に攻められている。
しかもどんどん短期的になっている。
そんな中で、
資本市場から「よくやった」と言われるのがいいのか、
それとも、
いまは歯を食いしばって「自分たちのやり方でやるんだ」と企業文化を残していくのか。......

閣僚も官僚も、
どんどん海外に出るべきです。
どうして海外を知らずにこのグローバル時代に国の運営ができるのか。
政府がプライベートジェットでも買えばいいじゃないかと思う。
税金の無駄遣いだって批判が出るかもしれないけれど、
海外のことを知らない政治家や役人が国を動かすことによる損失の方がはるかに大きい。......

ナチュラルローソンも、
ローソンストア100も、
全国一律という従来の経営手法からすれば異端です。
しかし、
立ち止まるぐらいならば、
仮説をもとにどんどん挑戦したほうがいい

サービスの中身を本部が標準化すべきかと言えば、
必ずしもそうではないと考えています。
例えば大きな団地がある地域などでは、
戸別に宅配するよりも車で近くに行ってパラソルの下で売った方がいいかもしれない。
その時に現場から「こんな車が必要」とか「法律問題をクリアしたい」とかの要望があれば、
本部がそれをバックアップして、......

私がこの業界に来たとき、
数字のうえでは「顧客の平均滞在時間は約3分」と把握していました。
ところが、
自分の目で店を見てみると、
必ずしも3分以内で帰ってしまうお客さんばかりではありません。
中には長い時間滞留されているお客さんもいます。......

おすすめしたいのは歴史研究です。
歴史を学ぶと、
社会や組織が同じような失敗を繰り返してきたことがよくわかります。
以外にも人類はまるで成長していないのです。
たとえば旧日本軍を組織論から分析した『失敗の本質』からは、
組織の硬直化を招くものは情緒であるという普遍的な知見が得られます

なぜ経営に直結しない内容の勉強会に時間を費やすのか、
それは経営者の仕事とは、
いち早く社会の大きな流れを感知することだと考えているからです。
俯瞰ができず、
目の前の効率だけにとらわれていると、
取り返しのつかない失敗を招くのです。......

コンビニは「時間を買う店」だといわれてきました。
最も伸長したのは、
日本経済がバブルに向かっていく時期でした。
つまり、
日本人の多くが超多忙だった時代です。
時間を省ける便利さで評価を集めたコンビニは、......

ローソンは派手なことばかりやっている。
社長である僕がマスコミに出て、
いつもやれもしないことを大言壮語している。
小売りのことをわかっていない、
単なる目立ちたがり屋だ。
小売業界ではそんなふうに思われているでしょう。......

自らしっかり考えて挑戦して失敗した人には「バッテン」をつけてはいけません

コンビニの「常識」にとらわれない様々な試みを地域発でやってもらう。
そのための方法はただひとつ。
現場に大胆に権限を委譲することです。
そこで支社制度を導入しました。
それまであった20の運営部を解体し、
全国に7つの支社を配置しました。......

セブン&アイさんの立場ならあの戦略(オムニチャネル)は正しいと思います。
コンビニだけじゃなく百貨店やスーパーなどあらゆる業態を持つ、
いわゆる「総合小売り」ですから。
ネット専業への対抗のためにも、
ネットで販売する品揃えを充実させる必要があるのではないでしょうか。
ですが我々はコンビニだけです。......

水曜日は、
自分一人で考える自由時間をとり、
会社の先々のことを考えることをとにかく最優先する、
そう決めました

『性悪説』を前提にした従来の労働集約型産業のマネジメントでは、
人の心は動かない。
『私はこう考える』と、
社員の誤解を恐れず問題の本質を明らかにし、
わかりやすく説明する。
自ら胸襟を開かないことには道は拓かない

ぶれなく信じて率先するという人だと思います。
信じたことを常にぶれずに率先する。
常に率先してやる人。
それがプロフェッショナルだと思います

私はよく『経営はサイエンスだが、
アートでもある』と言っています。
ロジカルな思考は当然重要なのですが、
最終的な判断を決めるのは知見に基づく直感なのです

本部がインターネットで直接お客様にモノを売るというのは、
コンビニ業界ではタブーでした。
しかしローソンは、
日本型コンビニの常識を覆して、
本部による直販のEC(電子商取引)を始めました。
既存のビジネスを守るがために、......

社長就任当時、
いまだからこそ言えますが、
現場を回ってみてこのままだと会社が崩れてしまうと真っ青になりました。
こりゃ片道切符だなと腹を決めました。
もう三菱商事には戻らない。
出向社長が何を言っても、......

スケジュール調整は秘書任せです。
当初は休日もありましたが、
いまはすべて埋めてもらっています。
いわゆるオフはほぼありません。
誰かと一緒に過ごすことで、
「こりゃいいぞ!」とひらめく。......

僕もそうだけど、
CEOには臆病な人が多い。
臆病でも、
決めるしかない。
その中で社外取締役にいろいろな意見を言ってもらえるのはありがたいんです

ビジネスとは結局のところ、
論理よりも主観の勝負です

企業経営とは、
決断の連続です。
とくに小売りはスピードが非常に速い。
経営者は、
重要な意思決定を次々と迫られることになります。
それも24時間365日。......

密接なコミュニケーションをとるには、
気力と体力が欠かせません。
ジムでパワーリフティングをするとき、
最後のひと踏ん張りでは大きな声が出ます。
仕事で大声を出す機会はありませんが、
トレーニングで鍛えていれば、......

トレーニングは大変きついのですが、
終えた後はとても爽快です。
汗をかいて、
シャワーを浴びれば、
ストレスも発散します。
なにより体を動かしたあとは、......

今あるルールに捕らわれすぎていませんか?
企業のルールを作っていくのは、
社員であるあなたです

全面戦争を挑もうというのではなく「どこで、
どう戦うか」ということを突き詰めて考える。
決まったらそこに資源を集中投下し、
その「局地戦」では必ず勝つ

日中は業務を優先しているので、
有志の勉強会に割ける時間は朝か夜になります。
ときには朝と夜に勉強会が入ることもあります。
内容は様々です。
経営者同士で金融政策を話し合う。
中国古典や歴史書を輪読する。......

経営者の仕事とは、
同じ失敗を繰り返さないことです。
失敗を体験した際には、
それを経験に替え、
さらに知見へと昇華させる。
そのための視座を養うことです。......

ローソンは、
私が社長に就任した年に大幅な業績ダウンを経験しています。
就任2年前、
ローソンは株式上場に向け無理な出店を重ねていました。
社長に就任した私は、
売上至上主義はもうダメだと言い、......

時間の使い方、
効率について考え込むぐらいなら、
感覚的なアイデアに基づいて走り出すべきです

ローソンには新しいものに積極的に取り組む企業文化があります。
ローソンは、
から揚げなどのフライヤーを使った店内調理や、
チケット手配ができる情報端末を最初に始めたコンビニです。
新規事業への挑戦にはリスクが伴いますが、
自分たちの論理にしがみついているだけでは、......

コンビニの中心顧客は、
長らく働き盛りの男性でした。
忙しい彼らのために、
すぐ食べられる高カロリーな商品が中心になっていました。
しかし、
高齢化を背景に忙しくない人が増えつつあります。......

社内でも対話を大切にしています。
毎年3月と9月に、
札幌から福岡まで全国8か所でローソンセミナーを開いています。
オーナー(加盟店オーナー)に新商品を説明するイベントですが、
この機会を活かそうと、
私が社長になってからは、......

五輪誘致には、
「いまさらまた日本で五輪か」とか「もう発展途上国ではないのだから、
五輪があっても経済効果は薄い」といった声も聞きました。
しかし、
違うのです。
ポイントは2つ。......

ローソンの経営は地方分権です。
地方の支社が独自の判断で意思決定を行い、
収益に責任を負っています。
そのためには一人一人に経営方針を理解してもらう必要があります。
対話にはコストがかかります。
私もしんどい。......

元気が大切なのは、
日本の景気も同じでしょう。
もっとパワーを漲らせなければいけません。
消費環境は依然として厳しい。
しかし何かパッと明るいニュースがあれば劇的に変化するはずです

現場の力を引き出すには、
生身のコミュニケーションが欠かせません。
テレビ会議のような「ハイテック」は便利ですが、
成功の喜びを分かち合う「ハイタッチ」には敵いません。
理屈だけで人は動きません。
多忙を理由に社長室に閉じこもっているようでは、......

相手や周囲を説得するには言葉に力が必要です。
言葉にパッションが感じられるかどうか。
だからこそ、
健康管理が重要になるのです。
寝不足や2日酔いはビジネスの大敵です