名言大学

人間は、
各個が唯一者であって、
形而上学的にも科学的にも、
その用語によっては、
説明され得ない。

選択の瞬間、
自我はおのれ自身を選ぶ──あるいはむしろ、
おのれ自身に委ねられるがままにするのである。
その時、
個性は、
いつ・・

退屈は悪の根源であって、
遠ざけねばならないものである。
無為は悪ではない。
それどころか、
無為のセンスを持たぬということは・・

君が君自身を重んじることができなければ、
誰か君を重んじることのできる人を見つけることも、
ほとんどないであろう。

愛とは、
愛の意図や動機を絶えることなく吟味することだ。

偉大な人と対面した経験があるということに最高の価値をおく人が、
なんとたくさんいることだろう。
彼らはその時の印象を決して・・

この世のこっけいなものの中で一番こっけいに思えるのは、
物事を急ぐ人、
どんなに急いで食べても、
どんなに急いで仕事をしても・・

幸福は過去になったとき初めて存在するものなのだ。

私に欠けているものは、
私は何をなすべきかということについて、
私自身に決心がつかないでいることなのだ。
つまり、
私自身の使・・

人間が根源的であればあるほど、
不安はそれだけ深い。

比較的厳密な意味で二者択一が問題となる場合には、
どんな時であろうと、
そこには必ず倫理的なものも関係している。

蛇に咬(か)まれた者がどんな苦しみを受けねばならないかは、
自ら蛇に咬まれたことのある者しかわからない。

真の信仰の騎士は常に絶対孤立であり、
本物でない信仰の騎士は宗派的である。

思い出しか欲しないのは、
淫(いん)しているのである。

人生は解かれるべき問題ではなく、
経験されるべき現実である。

真理とはイデー(=理念・理想)のために生きることでなくて何であろう。

奇妙な奴だ、
人間とは! 自分が持っている自由は決して使わずに、
いつも、
自分の持っていない自由を望む。
思想の自由を持ち、
・・

私の生活を変えるのは、
私の行為である。

私は二つの顔を持つヤヌスだ。
一面の顔で笑い、
一面の顔で泣いている。

人は他の何ものを知るよりも先に、
自己自身を知ることを学ばなければならない。

彼の愛は心理的ではなく、
感性的であって、
感性的な愛は、
その概念にしたがって貞節ではなく、
絶対的に不貞であり、
一人の女を・・

人間は思考し、
観想する存在であると共に、
選択する存在である。

どんな恋愛関係にあっても、
関係はできたが実現の見込みはないという場合には、
思いやりが最大の侮辱である。

女であることはなんと不幸なことか! しかも女でありながら、
自分が女の一人であることを本当に知らないのは、
いっそう手ひど・・

審美的な選択は、
全く間接的であり、
その限りにおいて選択というべきものにはならないか、
あるいは、
多様な可能性の中に埋没す・・

我々が、
自分の得ようとするものに達するには、
まずその反対のものを経なければならないということは、
我々人間の不完全さの一・・

女の身を滅ぼすかの流行という病にとりつかれて、
無我夢中になっている、
みじめにもあどけない女たちの姿を、
一幅の絵にしてご・・

さあ賽は投げられた。
私はルビコン河を渡るのだ!

人間の未来は、
その自由な選択に依存する故に予測不可能である。

絶対的な二者択一は一つしかない。
すなわち善悪の選択であって、
これはまた絶対的に倫理的でもある。

我々が恋愛について話し始めるや否や、
ただちに第一の問題が出て来る。
すなわち、
人は何を愛するかという問題である。
これに対・・

追憶は後方へ向かって反復されるが、
本当の反復は前方に向かって反復される。

あらゆる人生は反復である。

人は何を愛すかという問題に対して人がなし得る唯一の答えは、
人は愛されるにふさわしいものを愛す、
ということである。

青年は希望の幻影を持ち、
老人は想起の幻影を持っている。

自分の肉体の欠陥や奇形をむき出しにして同情を呼ぼうとする乞食と同じように、
自分のくだけた心の状態をさらけ出して人目を惹・・

人間はなんといっても不合理だ。
人間は自分の持っている自由は決して行使しないで、
自分の持っていない自由を要求する彼らは、
・・

子供は眠っているときが一番美しい。

汝が汝自身のごとく隣人を愛するとき、
汝はまたその隣人を愛するごとく、
汝自身をも愛さねばならない。

時間は時間から生まれた子供たちを飲み込む。
悩みも時間の子であって、
悩みが永遠を僭称(せんしょう)するのは、
まやかしにす・・

なるほどぼくは人生の主人ではなく、
人生の織物のなかに織り込まれるべき一本の糸にすぎない。
それでよろしい。
ぼくは織ること・・

哲学は踏み出す一歩一歩ごとに皮を一枚ずつ脱ぎ捨てるのだが、
愚かな弟子どもは、
その皮の中へもぐり込んでゆく。

ほんとうに黙することのできる者だけが、
ほんとうに語ることができ、
ほんとうに黙することのできる者だけが、
ほんとうに行動す・・

だまされる者はだまされない者よりも賢く、
だます者はだまさない者よりもよい。

本来、
お世辞というものは、
女の身にぴったりと当てはまる衣裳である。

行動と情熱がなくなると、
その世界は、
妬みに支配される。

たまたま私の身に起こることが私を偉大にするのではなく、
私の行うことが、
私を偉大にする。

女性は自然の規定に完全に従属しており、
したがって美的な意味において自由である。
男性が女性に求婚するに際して、
自由を与え・・

何よりも、
歩きたいという欲望を捨ててはいけない。
日々、
私は歩くことで健康を保ち、
あらゆる病から歩み去る。
歩くことで最高・・

祈りは神を変えず、
祈る者を変える。

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