名言大学

オタクにとっては、
常に世界に対してある種のダークな見方というのがあり、
私の場合もそういった考え方が自然に染み出てくる

3.11に対してアクティブに活動している人たちの行動は、
具体的な実行力を持った表現ですし、
けっして無駄ではない。
でも、
僕は『めめめのくらげ』で描いたような物語を世界中に流布させることで、
社会に対する影響力や圧力を生み出す方法を選んだ

日本人には私のアートは理解できない

勘が鈍らないよう、
常にトレーニングを続けています

(めめめのくらげのタイトルの由来は?
)色々な要素が絡まっていますが、
その起源はつげ義春さんの漫画「ねじ式」の中に出てくる「メメクラゲ」というセリフなんです

正直、
自分は日本では常にアウェイですから

(世界の第一線で活躍するために大事なことは?
)勘を鍛えて、
上手なあいさつを身に付けて、
ルールをスキャンすること

日本の最下層階級のどちらかといえば貧乏な、
普通といえば普通の親に育てられて、
そんな人間が普通に生きていくには、
いろんな葛藤があったという事実を、
私と同じようなクラスターの人間に伝えようとしてきました

僕のホームはロサンゼルスとパリなんで、
そこで迎え入れられればいい

ずっと映画を撮りたいと思っていたので、
夢が叶って本当に幸せでした

僕の生きている現代美術の世界も、
キレイ事の部分は紛うことなき“お芸術そのものなんですが、
投資やエゴ、
金への執着もまた現実にはまとわりついてます。
僕はそういうドロドロした人間の姿の中に塗れてゆくことを欲しています

私は毎日24時間スタジオに居て、
常に自分のベストが出せるよう悪戦苦闘しています

絵画作品の制作にとっても、
映画を撮っていることはすごくポジティブに働きました。
脳みそが分断されることによって、
右脳で考えている間に左脳のアイデアが出てきたりとか。
精神衛生上よかったですね

今の日本に蔓延している教育、
「あなたたちの未来は祝福されている。
あなたたちは自由に何かを選ぶことが出来る」という大嘘から子どもたちを覚醒させたい

ベーコンと自分を比べてみて、
どちらの場合も自分たちの脳の中にあるものを外面化しようとしていて、
それが実現して初めて作品を製作できるようになるのではと思います

僕にとっての時限爆弾はまさに『ゲゲゲの鬼太郎』と『ウルトラマン』だったわけですね

バブルラップが美術史に定着するかは分からない。
みんなが乗ってくれたらムーブメントになるかな

僕は日本に絶望している

「三つ子の魂百まで」といいますが、
才能は教育しようがしまいが、
関係ないのかもしれませんね

僕にとって人生の訓戒は、
ゴヤの存在なんです※フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス( Francisco José)

自分の執念とは「初めて行ったNYのギャラリーやミュージアムで見たアート作品たちに負けない強い作品を造り、
アートの世界に歴然とある、
西欧至上主義に風穴を開けたい」ということ

本当にこの世界観に自分を賭けれるのか

僕は宮崎駿の漫画『風の谷のナウシカ』が本当に好きです

僕自身、
自分の作品とか活動形式に全然自信もないですから

エロスはアートの世界の1つの避けられない文法です

『GEISAI』で、
自分のエゴや自尊心を満たすために受賞して、
目に見えない未来の旨みを吸い取りたいっていう人間に可能性はありません

今の自分を形成しているものが、
ほぼ10歳くらいまでに影響を受けたものだということに、
30代中盤になって気が付いた

私は10年ほど前のまだ駆け出しのアーティストだった頃、
実はピカソが好きになれなかった

私は自分のスタジオやスタッフに関して、
整理整頓がしっかりした状態を常に維持しています

僕は絵を描くのも、
彫刻を創るのも、
ギャラリーを運営したりアートショウをキュレーションして、
メッセージを送る作家です

僕はアメリカで長く仕事をしていますが、
その際に大切にしているのは、
自分の社会人としての設定、
つまり、
「マイノリティで日本から来たアーティスト」という設定を明確にすることです

日本人は欺瞞的な構造の芸術が戦後は好きになっています

(日本と海外でアートに対する温度差がある?
)アートに対する興味があまり無いというか、
まぁ、
アートへの無知とも言えるかと思います

日本人は判断停止の子どものような幼稚な時代の終焉をそろそろ演じる覚悟が必要

僕の活動は、
ずっと続いているんです。
目玉の絵だって、
15年くらい前から描いてますし、
Mr.DOBもデビュー以来、
いまだに描いています。......

日本はアメリカに比べて、
特異点の才能が伸びづらい国です

100年、
200年後の世界で「社会を変えよう、
自分を変えよう」としている人たちに対して、
小さな勇気みたいなものを与えられる存在になりたい

成功している人を妬むのって、
その当人も、
社会も萎縮させます

(絶望している日本の中で)芸術家という生き方を選んだのは、
世の中を変える役目というものに自分が加わりたいという気持ちがあったから

村上 隆(むらかみ たかし、1962年(昭和37年)2月1日 - )は、日本の現代美術家、ポップアーティスト、映画監督。有限会社カイカイキキ代表取締役、元カリフォルニア大学ロサンゼルス校客員教授。学位は博士(美術)(東京芸術大学 1993年(平成5年)。愛犬家。

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