名言大学

幸福な人生にさえも、
ある程度の暗さはあるものです。
そして「幸福」という言葉は、
悲しみによってバランスが取られなければ、
その意味を失ってしまう

他人に対して感じる苛立ちや不快感は、
自分がどんな人間なのかを教えてくれる

全ての人間は生まれながらの心理的な力を無意識に共有する(集合的無意識)。
これを「元型」と名づけた。
異文化間の神話に見られる類似性から、
このような普遍的な原型が存在することを明らかにできると考え、
この元型が表現された一つの形態が神話だ

我々の意識は、
日常では脳の全能力の5%しか使っていない

我々は人生において、
しばしば、
様々な姿に変装した自分の分身と出会う

あなたが向き合わなかった問題は、
いずれ運命として出会うことになる

闇から輝きへ、
そして無関心から行動へ。
感情がなければ変換など起こりえない

アドバイスをするというのは、
疑わしい療法だ。
だが一般的に大した害もないだろう。
なぜなら大した効果もないからだ

東洋医学では、
昔も今も自己は一定の重要さを持っている。
禅哲学はそればかりか、
本質的には自己の認識を重視している

他人に苛々することはすべて、
私たち自身のよりよい理解につながり得る

あなた自身の心を覗き見るときにのみ、
あなたの視界はクリアになるだろう。
外を見るものは夢を見、
内を見るものは目覚める

各個人は、
皆、
規準からはみ出している

愛の支配するところ権力欲は存在しない。
権力が幅をきかせるところに愛はない。
両者はお互いの影なのだ

文明の本質は、
進歩それ自体や、
旧来の価値体系の無思慮な破壊にあるのではない。
それは、
既に獲得された良きものを発展させ精錬することにある

二つの人格が出会う事は、
二つの化学物質の接触に似ている。
もし何か反応が起これば、
両者とも変容する

受け入れることなしに、
何も変えることはできない。
非難は(精神を)解放するどころか、
抑圧するだけなのだ

あらゆる手段を用い、
充実した生き方をするべきだ

私たちが認識できる限り、
人間存在の唯一の目的は、
単に生きることの暗闇に火をつけることである

自分が神経症的であることを知っているノイローゼ患者は、
自分の意識の在り方に無頓着な人物よりも、
ずっと個性豊かである

二つの人格の出会いは化学物質の接触のようなものだ。
何らかの反応があれば両者が変形することになる

孤独は私の一生を真に生き甲斐のあるものにしてくれる救いの源泉である

人が自己認識とそれにふさわしい行為によって、
自分自身を意識するようになればなるほど、
それだけますます集合的意識と絡み合っていた個人的無意識の層が消失し、
これによって私たちは、
もはや個人的な小さな自我の世界に囚われることなく、
ひたすら広い世界、......

人生の問題に対して、
不適切な解答或いは間違った解答で満足している人々が、
神経症を病むのを私はたくさん見て来ました

一人の人間に合った靴は他の人間にはキツくて合わない。
全ての事例に適合するような人生の処方箋はないのだ

新しい創造というのは知性によって為されるのではなく、
内なる必要から本能が為す。
創造的な精神は愛することに取り組むものだ

生きることには、
意味があるとも言えるし、
意味がないとも言える。
私は両者の戦いの末に意味があるという結論にたどり着きたい

私の一生は、
無意識の自己実現の物語である

あなたが抵抗するものは存在し続けます

いくらか誇張されているが、
次のように言うことができよう。
すなわち、
ペルソナとは、
その人には本来ないものでありながら、
本人および他人が、......

世界を創造するのは神ではなく、
私たちなのです。
私たちがこの世を認識することによって、
世界は客観的に存在することができる

子どもたちのことで、
何かを直してやろうとする時にはいつでも、
それはむしろ我々のほうで改めるべきことではないかと、
まず注意深く考えてみるべきである

ある人に合う靴も、
別の人には窮屈なものである。
あらゆるケースに適用する人生の秘訣などない

愛のあり方については、
最大のもの、
最小のもの、
最も遠いもの、
最も近いもの、
それに最高のものと最低のものがある

無意識は決して休まず働いていることを私たちは知っている。
無意識は常に何か仕事をしているようだ

到底達成できないことに向かって努力するよりも、
むしろおまえができることを何か実現させよ

人生の濁流に身を投じているかぎり、
障害がないという人間はいない

無意味な行動は生命の充実を妨げる。
意味のある行動のみが多くのことを成し遂げ、
艱難辛苦に耐えてゆくことを可能にするであろう

人格形成とは自分の生き方を絶対肯定するという、
最高に勇気のいる生涯にわたる仕事である

全ての文化は意識の拡大に他ならない

私にとって世界は、
はじめから広大、
いや無限であり、
捉えどころがなかった

私が自分自身を探求しているうちに自分自身に関する、
ある種の象徴が出現してくることが分かった。
集団的無意識が実は太古から続いており、
永遠あるいは不死の感情を表すことを私は何度も痛感した

豊かな個性の持ち主は常に使命を持っており、
しかもそれを信じている。
使命遂行の原動力となるのは、
自分の内なる声に語りかけられることだ

理解できない人のことを愚か者とみなしてしまうことが、
人間にはよくある

集合的とは私が銘打つ心理の内容は、
決して一個人ではなく、
同時に多くの個人、
したがって、
一つの社会、
一つの民族、......

知識は真実の中だけでなく、
間違いの中にもある

自己が何かを私たちは心理学的に確定できる。
しかも私たちは神をあらわす象徴とまさに同一と思われる。
自己をあらわす象徴を経験している

創造するものが何もないなら、
自分自身を創造したら良い

個性を充実させるということは、
それぞれ特定の個人がもつ全てを伸長させることである

全ての混沌には調和が、
無秩序の中には秘められた秩序がある

あなたが孤独なのは孤立しているからである

カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung、1875年7月26日 - 1961年6月6日)は、スイスの精神科医・心理学者。ブロイラーに師事し深層心理について研究、分析心理学(ユング心理学)を創始した。

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