名言大学

死ぬべき時を知らない者は、
生き方を知らない

概してすべての大きな失敗の奥底には、
うぬぼれが潜んでいる

何を考え、
何を知り、
何を信じているかは、
結局は取るに足らないことだ。
唯一重要だと言えるのは、
何をするかだ

教育とは、
人々が知らないことを教えるのではなく、
実例によって道を拓いてやる不断の困難な仕事である

苦しい仕事に対する最高の報酬は、
それによって得られるものではなく、
その過程でつくられる我々自身の姿だ

偉大な人物にとって、
常にすべての人々が彼の助けとなる。
万物からよいものを見出す才能によって

真に偉大な人物の第一の試金石は、
謙虚さである

我慢は力よりも気高く、
忍耐は美しさに勝る

悪い命令であることを知りながら、
それを甘んじて受け入れる人は、
悪い命令の甘受を勧めることになる。
不正の存在を前に沈黙する人は、
まさしく不正の共犯者に他ならない

ものごとを正しく見るには、
たった一つのやり方しかない。
物ごとの全体を見ることだ

一人の人間の歴史において、
もっとも重要なことは、
その人が何を目的としたかということである

勤勉のない人生は罪であり、
芸術のない勤勉は野蛮である

本当に悪い天気なんてものはない。
ただ、
さまざまな種類のよい天気があるだけだ

子どもたちを正直でいられるようにすることが、
教育の始まりである

生命なくして富はなし

人々が仕事で幸せになるためには次の三つが必要だ。
その仕事に向いていること、
働きすぎないこと、
そして、
やればうまくいくと感じていることだ

上質は決して偶然にもたらされるものではない。
それはいつも、
知的に努力をした結果もたらされる

人の将来の成功は、
忍耐によって得られる。
長い間耐えることができない者は、
希望するものを失うことになる

教育の目的は、
人々に善事を行わしめるだけでなく、
そこに悦びを見い出させることである

自分に合った仕事に就いている時は、
豊かな庭に色づいた花が咲くように、
楽しみが仕事から生まれる

山岳はすべての風景のはじめであり、
終わりである

金銭は何人たるを問わず、
その所有者に権力を与える

愛情と技術がともに働くとき、
傑作は生み出される

我々は中傷・偽善・裏切りを憤るというのは、
それらが真実でないからではなく、
我々を傷つけるからである

宗教はたくさんあるが、
道徳はひとつのみである

心から人に手を差し伸べる、
思いやりのある人間になれば、
感情全体がいつも落ち着いて深みが出るとともに、
ちょうど心臓の鼓動が体に絶えず活力を与えるように、
その人の魂を生き生きとさせる

人生は非常に短い。
しかもその中の静かな時間はあまりに少ない。
私たちはつまらない本を読むことによって、
その一時間をも浪費すべきではない

すべての本は、
束の間の本と生涯の本の2種類に分けられる

心の澄んだ最も思慮深い精神は、
色彩を最愛とするものである

知らないという口実は、
決して責任を消滅させるものではない

結婚とは、
一時的の過渡状態を不断の務めとなし、
発作的の愛を永久にする証書のようなものである

あらゆる旅はその速さに比例してつまらなくなる

人々が彼らの仕事で幸せになるためには、
次の3つの事柄が必要である。
彼らがその仕事に適してなければならないこと、
仕事をそんなに多くしないこと、
そして成功するという感覚を持たねばならないこと

努力に対するもっとも価値ある宝石は、
努力の末に得られる成果ではなく、
その過程でつくられる、
我々自身の姿だ

根気は不屈の精神の最も素晴らしく価値ある要素であると同時に、
最も難しい部分でもある。
根気のない所に幸福が訪れる望みはない

この世で最も美しいものは、
最も無用のものである。
たとえば孔雀と百合をみよ

恐怖は革命の生みの親である。
というのは、
恐怖はおよそ成功した政治の真髄をなす適応性を抑制するからである

人類の最も大きな悲劇が快楽欲に源を発したように、
人類の最も大きな努力はつねに名誉欲に発していた

無垢とあらゆる完全の可能性とを持っている子供が絶えず生まれてこなかったとしたら、
世界はどんなに恐るべきものであったろう

どんな旅行でも、
その速度が正確に定まってくるにつれ、
つまらなくなる

愚者がこの世に出た理由は、
賢者に彼らを生活させるためである

最も高い美は、
清く正しく快活な人の心の美である

私達の中で最も弱い人間でも才能(ギフト)を持っている

一人の人間の歴史において、
もっとも重要なことは、
その人が何を目的としたかということである。
その人によって成し遂げられたすべてのことは、
常に大部分が偶然の事情によるものである。
その偶然の機会のために実行されなかったその人の意志から遠く離れたものが出来上がってしまうことがある。......

不幸を耐え忍ぶより、
人間にとって実は、
幸福をしっかり受け止めることの方がずっと困難なのだ

その人に適した仕事についていると、
ちょうど実り多き果樹から美しい花が咲き出るように、
仕事の中から楽しみが咲き出てくる

この世のすべての人間が働くことは神の御心である。
だがそれと同時に、
働けば誰でも幸福になれるということも、
明らかに神の御心である

進歩が生まれるのは多様性の中の選択からであって、
画一性を保持するからではない

真の偉人の最初のテストは、
その謙譲さにある

無限の慈悲は、
真の偉大な最高の贈り物であり遺産である

ジョン・ラスキン(John Ruskin, 1819年2月8日 - 1900年1月20日)は、19世紀イギリス・ヴィクトリア時代を代表する評論家・美術評論家である。同時に芸術家のパトロンであり、設計製図や水彩画をこなし、社会思想家であり、篤志家であった。ターナーやラファエル前派と交友を持ち、『近代画家論』を著した。また、中世のゴシック美術を賛美する『建築の七燈』『ヴェニスの石』などを執筆した。