名言大学

この世で一番難しいことは新しい考えを受け入れることではなく、
古い考えを忘れることだ

ジョン・メイナード・ケインズ

我々は一般的ルールに従うという、
我々に課せられた個人的責任をまったく拒否した。
我々は個々のケースを、
すべてその功罪に応じて判断する権利を主張し、
また立派に判断できる知恵と経験と自制心を備えていると主張した。
これは我々の信条のなかでも非常に重要な部分であり、......

あなたの数多くの批判点を私は受け入れますし、
それに応じるために最善を尽くしたと申せます

ジョン・メイナード・ケインズ

今日、
経済学にとっての主要な課題は、
おそらく、
政府の「なすべきこと」と「なすべからざること」を改めて区別し直すことである

ジョン・メイナード・ケインズ

遅かれ早かれ、
良かれ悪しかれ、
危険なものは既得権益ではなくて思想である

ジョン・メイナード・ケインズ

仕事がないなら、
公共投資でピラミッドを作ればよい。
炭鉱労働者が失業した?
では、
炭坑にポンド紙幣を埋めて、
それを掘り出させればいい

ジョン・メイナード・ケインズ

財政支出は浪費的かつ消耗的であればあるほど景気対策としては好都合だ。
どんどん無駄金を使うべきだ

ジョン・メイナード・ケインズ

資本主義社会の難点は完全雇用を実現できないことと分配の不平等である

ジョン・メイナード・ケインズ

我々は長期的には皆死んでしまう

ジョン・メイナード・ケインズ

現在の為政者や知識人は、
すべて過去の知識人や過去の思考の奴隷なのだ

ジョン・メイナード・ケインズ

株式投資とは美人コンテストである。
この投票で賞金を得るには、
あなたが美人と思う人が重要なのではなくて、
多くの人々がどんな女性を美しいと思うかが重要であり、
あなたの好みとは無関係である。
相場の時価は美人投票の結果である

船は港にいれば安全だが、
それでは船の用をなさない

ジョン・メイナード・ケインズ

自分の代は絶対的ニーズの時代だが、
孫の代には相対的ニーズの時代になるだろう

ジョン・メイナード・ケインズ

経済哲学および政治哲学の分野では、
25歳ないし30歳以後になって新しい理論の影響を受ける人は多くはなく、
したがって官僚や政治家やさらには扇動家でさえも、
現在の事態に適用する思想はおそらく最新のものではない

ジョン・メイナード・ケインズ

生きるために働く必要がなくなったとき、
人は人生の目的を真剣に考えなければならなくなる

企業家を悪徳利得家に変ずることは、
資本主義に打撃を加えることになるであろう。
なぜなら、
それは、
不平等な報酬の永続を許容する心理的均衡を破壊してしまうからである

ジョン・メイナード・ケインズ

世界は、
私的利害と社会的利害が常に一致するように天上から統治されているわけではない

ジョン・メイナード・ケインズ

嵐の最中、
経済学者にいえることが、
「嵐が遠く過ぎ去れば波はまた、
静まるであろう」ということだけならば、
彼らの仕事は他愛なく、
無用である

ジョン・メイナード・ケインズ

我々はいかに善を為すかより、
いかに善であるかの方が要義である

ジョン・メイナード・ケインズ

今日の独裁主義的な国家組織は、
効率と自由を犠牲にして失業問題を解決しようとしているようにみえる。
しかし、
効率と自由を保持しながら病弊を治療することは、
問題の正しい分析によって可能となるであろう

際立った点を挙げるなら、
将来の利回りを推定する際の基礎になる知識がきわめてあやふやである。
何年か後の投資利回りを左右する要因に関しては、
通常、
知識がきわめて少なく、
無視できるほどであることも多い

ジョン・メイナード・ケインズ

プロ投資家にとって問題なのは全投資期間に渡る利回りについてのベストの予測ではなく、
一般投資家より一歩でも早く価格形成の変化を先取りすることである。
彼らは長期保有のための評価ではなく、
3ヶ月ないし12ヶ月先に投資家心理が市場に与える影響に関心がある

ジョン・メイナード・ケインズ

世の中の大多数の人は、
常識どおりに動いて失敗するほうが、
常識に反して成功するよりましだと考えている

経済学者や政治理論家の思想は、
正しい場合にも間違っている場合にも、
一般に考えているより、
はるかに強力である。
世界を支配しているのは、
思想以外にないと言えるほどである。......

投機家は企業活動の着実な流れに浮かぶ泡沫であれば、
害にはならないだろう。
しかし、
企業活動が投機の渦巻きに浮かぶ泡沫になれば、
深刻な事態になる。
一国の資本の発展がカジノの活動の副産物になった時、......

ジョン・メイナード・ケインズ

アメリカ人には、
金融以外の分野ですら、
「平均的な意見に関する平均的な意見」を見つけ出すことに意味もなく関心を持つ傾向がある

ジョン・メイナード・ケインズ

今日我々になしうることのすべては、
我々の力の及ぶかぎり、
当面のいろいろな出来事の背後にある基本的な経済的傾向の方向を変換し、
その傾向が我々をさらに深い不幸へと導くのではなく、
繁栄と秩序の再建を促進するようにすることだけ

ジョン・メイナード・ケインズ

十分な結果を引き出すためには将来の長期間を要するような、
何か積極的なことをしようとする我々の決意のおそらく大部分はアニマル・スピリッツ――不活動よりもむしろ活動を欲する自生的衝動――の結果としてのみ行われるもの

経済学は論理学の一分野であり、
思考の一方法です。
経済学は本質的にモラル・サイエンスであって自然科学ではありません

ジョン・メイナード・ケインズ

私は諸君に乾杯を捧げます。
王立経済学会のために、
経済学のために、
ならびに文明の、
託者ではなく、
・・・・文明の可能性の受託者たる経済学者のために

ジョン・メイナード・ケインズ

私は、
賢明に管理されるならば、
資本主義は現在の視界に存在するいかなる代替的システムよりも、
経済的目的を達成するのにおそらくより効率的なものにすることができると考えている

ジョン・メイナード・ケインズ

思想史を研究することは、
人間精神の解放にとって必須の準備作業である

初代ケインズ男爵、ジョン・メイナード・ケインズ(John Maynard Keynes、1st Baron Keynes、1883年6月5日 - 1946年4月21日)は、イギリスの経済学者、官僚、貴族。イングランド、ケンブリッジ出身。20世紀における最重要人物の一人であり、経済学者の代表的存在である。有効需要に基いてケインズサーカスを率いてマクロ経済学を確立させた。また、戦後の外為体制(ブレトン・ウッズ体制)をめぐりハリー・ホワイトと案を出し合った。